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ヘアブロキングゾーンを知ることは毛髪、頭皮、骨格を知ること

私たち美容師に取って必要な情報は素材の特質知ること

毛髪診断、頭皮診断とはよく使う言葉だが何処まで真剣に見ているのだろうか?


診断と言って入るのだから、本来細かく見ていく必要がある。
又アシスタントの内にチェックするべき点を、詳しく教える必要があと思います。


シャンプーを担当する時点で、骨格を知り
頭皮に傷はないか、円形脱毛が無いか毛髪はどの様な常態か、全てに注意を払って覚えさせるべきです。

要は習慣づければ、知らず知らずの内に目に飛び込んでくる。

よく使われているブロッキングとは?

ヘアをデザインする際に、髪をいくつかの毛束に分けて留めておくことを言います。

 

ではブロキングゾーンとは?

素材の特質や持ち味を発揮させてデザインすることを言います。

ここで言うブロキングゾーンとは「毛質」「毛流」「密度」「骨格」「頭皮の温度」をよく理解してヘアをデザインをする事を言います。

私たちは、お肉を選ぶ時には、色々な部位によって特徴があり、自分の食べたい部位を選別しています。それは素材そのもの、意味をとらえて、色々な味付けを施して入るわけです。

その様に考えて見ると当然、僕たちも、ただカットや、カラーがしやすいようにといった漠然とした、とらえ方ではなく、ブロッキングゾーンとして考えて見る必要があります。

一流の料理人が素材に、こだわるように、トッププロ美容師も素材にこだわります。

 

例えば頭をゾーンに分けてチェックさせる

素材にこだわるブロッキングゾーン、このブロッキングゾーンを知ることで、あなたのデザインの手法が変わって来るはずです。

ブロッキング ゾーンはカットを始めヘアカラー、パーマや

アップスタイル、ヘアセット、アイロンを使用する時も各ゾーンの髪の特性素材を理解することでダーメージ防ぎ、美しいヘアスタイルを作ることが出来ます。

 

 

まず球体である骨格を見てみましょ。

A~Dの面を見てみても頭皮の角度が大きく違います。

Aは、頭皮が上を向いており、また髪がつむじの影響や頭の傾斜などで、あらゆる方向に動きやすいと言えます。

Bのゾーンを見てみると、頭皮の丸みが、斜め上を向いています。後頭部はシルエットを調節したり、サイド方向に向かって傾斜あります。毛流れも後頭部とサイド面でも人の日常の動きによって毛束の動きが変わります。

 

Cゾーンは、頭皮の局面が、下向きになり。上下左右、上から髪が覆いかぶさり、また下に重なり、削ぎ鋏などで空間を作ってやらないと動きにくいゾーンでもあります。

 

Dゾーンは、頭皮面が斜め横や下方向を向いています。襟足部分の髪の生え方が上を向いたり、レイヤースタイルによっては、毛先のズレによって毛束の収まりが変わります。
襟足の形や毛先の表情を付けるゾーンでもあります。

ボブの場合は一番内側のゾーンになり髪が重なり合ってたまりやすいゾーンでもあります。

サイド面から見てみましょう

Aゾーンは 頭皮のアール面が斜め前を向き、髪の動きは、その人の動作によって変わります。

Bゾーンのサイド面、前方斜め方向にアールが付いているため動きやすく、こめかみの、上とサイドでは髪の細さが違うゾーンになります。

Cゾーンは
頭皮は前方向と真横を向き、上からの髪がかぶさり、また下への重なりがあるゾーンです。

Dゾーンサイドは耳の厚みが関係していて、襟足部分と比べ、
下に毛髪がないゾーンです。内側に空間があると髪は動きやすと言えます。

A.B.C.D.サイドゾーンは共通して耳を起点に顔周りに髪が前後に分かれるゾーンです。

 

この図のEゾーンはヘアカラーなどで、髪の細さなどが、違い注意しなければならないゾーンでもあります。
又FやDゾーンは
つむじや毛流の強い箇所でもあり、又頭皮の温度が違うため、それらが関係して染むらが起きやすいゾーンです。

もちろんパーマのかかりは早く、染まりが早いなど多くの場合は
これらゾーンを意識して行っているはずです。

 

1の丸のゾーンは、このゾーンは髪の毛も細く柔らかい、特にカラーの時には注意が必要 

2の丸のゾーンは、毛質が違い髪の立ち上がりによってヘアスタイルの馴染みが違う

3の丸のゾーンは、毛流れは放射状に流れ毛髪も柔らかく分かれやすいヘアカラーモ染まりが早い区分です。

4のゾーン、トップ部分は毛質も細くなりやすく年令によって薄くなりやすく、髪が色々な方向によく動くゾーンです。

5のゾーン、髪は上の毛に押され動きにくい動かすためには空間を作ってやらないといけない区分です。

6のゾーン、ネープ部分は毛質も太く密集しているカラーも染まりにくく、ここの髪のなじみ具合によってデザインに多くの影響がでます。

ゾーンはカットだけではない

カラーも、パーマも関係してきます、もちろん毛髪一本も3分割、毛根を入れると、本来4分割のゾーンとして考えて見ているのではないか、根元と毛先は明らかに違うわけだから根元、中間、毛先とゾーンによってチェックすると見落とすことがない。

 

ゾーンとは何かそれは

1トップゾーンは、長さによって変化がつけやすく、よく髪が動く部分、パーマーやウイビングのデザインセンスが問われる部分です。

2フロントサイド ゾーンは、内側に髪がない分、顎にそって髪がカーブするもみあげの髪質や立ち上がりによって顔への馴染みが変化します。

3このゾーンとクラウンゾーンは、球体が強い部分であり特に前髪、生え際は髪が細く柔らかい、一直線にカットしても一直線にならない。

カラーの染まり方もこの部分の、中で違い毛髪が左右によく動く、注意が必要なゾーン

ゾーンは素材の特質を知ること

頭の形、温度、髪の毛の量、太さ、頭の温度の違い、生えてる頭の部分、毛穴の向いてる方向、髪は頭のどの部分から生まれ何処に落ちていくのか?

この特性を、知るためには、素材をゾーンに分けて見ていくと、より素材としての特徴を知ることができカラーにしても、パーマもカットは,もちろんの事です。

日本の美容師のデザイン、クオリティーが上がると思うのです

要は骨格全体、ゾーンにおいて、温度も変われば髪質も変わり密度も違います。

この違いを、見分けるための考え方、ブロキングも、カットやパーマをやりやすくするだけではなくゾーンとしての分け方もあると知ってほしいのです。

実はカットだけではなく私たち美容師に取って必要な情報、素材の特質知ることになります。

動画 深堀り ブロッキングの仕方基礎14 動画

ブロッキングと頭のゾーンとは使い分けが必要、ブロッキングはカットがしやすいようにとか、ポイントの目安など、しかしゾーンはワケられた部位、中身の毛の太さや毛流れ遠方などを考慮に入れること・・・動画

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