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良いカットデザインを創る為には、シャンプーでの髪のコンデションを整える事から始まる。
多くのデザイナーがデザインする事にウエイトおいているが
シャンプーの大切さを認識した方が良いと思う。
髪をシャンプーする作業には汚れを取り除いて清潔にする事はもちろん
今やリラクゼーションをはかり、お客様の精神状態をコントロールし同時に
髪の毛にタンパク質を与え頭皮や、髪に適度なオイルバランスを整えてやる事が
髪を健康に保ち良いカットをする為の条件とも言える。
シャンプーは効き目が早いケミカルタイプと、徐々に回復させる漢方タイプ
お客様の髪の状態を見て最終的に決めて行く、これを実行するにはスタッフ教育も大変だ。
お客様の髪の状況説明これが凄く大切
ケミカルタイプか、漢方タイプか、その中の毛髪によってシャンプー剤を使い分ける
そして判断しお客様に提案する訳だから大変である事は明らかだ
でもプロだったらそれは当たり前の事として、又良いカットをする為には
当然の事と考えていた。
カットはしっかりした基本を覚えてしまえば
後は自分次第でいかようにも組み立てる事ができる。カット自体は簡単だ。
良いカットをする為にもう一つこだわっていた事がある
ウエットでカットする事。質感カット、動きのあるカットがブームのとき
ドライカットが注目された、もちろん求めるフォルムや質感を変えたいとき
ドライカットの方が乾いた状態を見ながらカットできるのでやりやすいのは事実だ。
しかしダーメージと言う点では同じ切れ味のハサミでカットした場合
ドライカットとウエットの場合ではドライカットが髪の負担が多いのは実験結果が
示す様に明らかだ。ウエットの方が、ぬれている事で毛髪内の水素結合がきれて
柔らかくなっているのでハサミの抵抗が少なく
切り口に歴然として現れている。
美しくなる為には少なからず化粧品にしても
ダーメージは受ける。だからドライカットを否定するつもりは無い
だがカット方法は少しでもダメージの少ない方法を選ぶのが僕のこだわりだ
ハサミ、レザー、セニングすべてにおいて刃の入れ方には髪のダーメージを
最小限にする方法をとっている。ウエットでカットすると言う事は乾いた状態を
計算してデザインする事、髪質によってもドライした時の変化を計算出来ないと
上手く行かない難しい事も確かだ。
ウエットの状態でカットが終了した場合、僕は二度とカットする事はしない
それだけ計算してカットしていると言うことです。
結果的にゆっくり仕事しているようでも仕事は早くなる。
そこが僕のカットのこだわりだ。
切る事は簡単しかしその人の好みと生活習慣を考えて顔に似合わせること
これが一番カットで大切な事。
プロの仕事で感性がとわれる所でも有ります。
似合わないヘアスタイルは、お客さんの評価を得られない
だから何の価値もない。
いかに奇麗な期間を長くキープ出来るようカットするかも僕のカットの特徴だ
来店頻度は長くなるが、お客様との長いおつきあいを考えれば
得をすると、いう想いでカットをしている。