自分に合ったヘアブラシの選び方と・特徴をヘアプロが教えます。

美容のプロが教えるブラシの効果と機能

今や色々なブラシが出ていますが、その機能や効果を知って選んでいるでしょうか?

僕たちは、髪質にあった、目的に合ったブラシを選択してお客さのイメージに合ったヘアデザインを毎日作っています。

その中で大切にしていること・・・? それは、「髪や、頭皮を」傷めないことです。今あなたが、使っているヘアブラシが、髪質や使用目的に合っているのなら問題はありません。

 

 

ですが、もし違うなら自分の使用目的に合う、ヘアブラシを選ぶと、髪の健康にも頭皮にも、さらに効果が発揮できます。

今回は、ヘアブラシの種類と選び方について説明しています。あなたの目的に一番合うヘアブラシが見つかると思います。

 


 

 

ブラシの効果とは?

自分専用のシャンプーやコンディショナーを使用して美髪を保つことも大切ですが・・・?

実はブラッシングだけでも十分なヘアケアであることがわかっています。昔はシャンプーをする習慣がなかったため、きれいな髪を保つために念入りにクシで梳かしたりしていました。

ブラッシが出来てからはマメにブラッシングをするようになったのです。では、ブラッシングをすることで髪にどんなメリット生まれるのでしょうか?

 

汚れを落とす

今や、整髪料やコンディショナー、空気の汚染、紫外線など、そのままにしておくと、髪や頭皮に付着してダーメージの元になります。

皮脂をはじめとして、頭皮や髪にはどうしても、ほこりや汚れが付きやすくなってしまいます。そういった、ほこりや汚れ、汗を簡単に取り除いてくれるのがブラッシングです。

ブラッシングをすることで髪の環境を整えることができます。

 

髪にツヤを与える

お休み前や、入浴前には、必ずブラッシングをすると汚れを落とすだけではなく頭皮に刺激を与え、血の循環がよくなり、頭皮のオイルが髪に行き渡り髪の健康を維持させます。

頭皮で分泌された皮脂が髪全体に行き渡ることで潤いが増して髪にツヤが出ます。

しかし分泌された皮脂をそのままにしておくと、髪にまんべんなく行き渡るには時間がかかり、ブラッシングすることで髪に皮脂が行き渡りきれいな艶髪を短時間で手に入れることができるのです。

 

頭皮の血行促進作用

ブラッシングをするとき、髪の表面だけにブラシをかけていませんか?

ブラッシングをするときは、ロングHAIRでしたら毛先の絡みを取りブラシングの、通りを良くしてから根本から毛先に向かってかけていきます。

 

その時に頭皮へもしっかりとブラシのハサキを当ててあげることで、頭皮の血行を促進することができます。

 

頭皮の毛細血管の流れが促進されることで、ハリ・コシがある丈夫で健康的な毛髪の発育に効果的に働きます。

 

ぜひ、頭皮からしっかりとブラッシングするようにしましょう。この時、頭皮を傷つけてしまわないように、強く当たっても良いブラシを選びます。

 

ヘアブラシの種類と特徴

ヘアブラシの選び方でもっとも大切なポイントは・・・

「寝る前の髪をとかすときに使いたい」や「スタイリングする時使いたい」など、目的に合わせて選ぶことです。

ブラシには大きく分けて4つに別れます。

美容室では、もっと多くのブラシを使い分けていますが・・・ヘアブラシは、その形状や素材によって、使用目的も変わります。髪と地肌を健やかに保つための重要アイテムが「ヘアブラシ」です。

 

ナイロン製や木製のほか、豚毛・猪毛など天然毛を使用した高級ブラシ品やメンズ用やアイロンタイプなど数多くの商品が販売されています。

 

無印や100均など販売店やメーカーもさまざま。最近では髪の毛がサラサラになると評判の「タングルティーザーなども人気です。

それぞれ見ていきましょう。大きく分けて4種類です。

 

 

  • デンマンブラシ
  • スケルトン・ブラシ
  • クッションブラシ
  • ロール・ブラシ

 

 

 

ヘアブラシの選び方のポイント

ブラシ選びも時代と共に大きく変わりました。カット&ブロードライで簡単に、ご自分のヘアデザインを再現出来るようになってきて、登場したのが、下記のデンマンブラシです。

 

デンマンブラシ

デンマンブラシは・・・スタンダードな万能型です。

髪に適度にテンションをかけて強めのブローでストレートにしたりカーブを付けたりボリュームを抑えることやサラサラHAIRを作ることができます。

 

商品情報 デンマンブラシ

 

特徴は・・・ドライヤーの熱に強く髪に負担をかけずにストレートに伸ばすことや、毛先にカールを付けることができます。もちろんブラッシング用としての使用も可能です。

 

デンマンブラシの後続として・・・発売されたのがデンマン パドルブラシ D83
」 こちらはクッションブラシになっています。

 

商品情報 デンマン パドルブラシ D83

特徴は・・・?

熱にも強く、お湯や水にも強く、しかも頭皮への当たりもソフトになります。ロングヘアースタイルが多くなり、ストレートにサラサにするのに向いています。

写真でわかるように歯元がクッションでブラシの幅が広いので髪をストレートにしやすいです。

クッションタイプですのでブラッシングブラシとしても頭皮への当たりがソフトで心地よいです。

又、美容室によっては、ヘッドスッパなどの時に「ヘッドマッサージ」にも使用します。

男性も、女性も「スキャルプ(頭皮トリートメント)」時などこのブラシのハサキを頭皮に向けてポンポンと叩き頭皮に刺激を与える時に使用することもできます。

アベダなど木製もでていますが、シャンプー時の使用を考えるとこちらのほうが使用用途が広く1つ目っていると便利です。

プラスチック製だとどうしても静電気が気になる所ですが最近はトルマリンなどを配合して静電気を押さえるタイプの物もあります。やはりプロ仕様のデンマンブラシが安心できます。

水が付いた状態の頭にも使用できますのでシャンプー時にも使用できます。2way感覚で使用できマッサージ感覚で使用したい方におすすめです。

 

スケルトン・ブラシ

デンマンブラシを「骸骨」のようにした「スケルトンブラシ」です。

スケルトン ブラシは・・・?
ブラシの目が荒く、まるで手でとかすように自然なヘアスタイルを作ることができます。

このブラシをプロが使う目的は・・・?
デンマンブラシより目が荒いため、髪を色々な方向に梳かすことができ、髪の方向性を一定方向に固めるのではなく・・・髪を自然な流れに沿って、動かしたい時にこちらで仕上げます。

 

商品情報 スケルトンブラシ

最後の仕上げに「スケルトンブラシ」で梳かして上げると手ぐしを入れたような、立体感を出すことができます。

デンマンブラシが目の細かいブラシで髪通りが悪い分、髪にある程度のテンションを与えてストレートに伸ばすのに対して・・・スケルトンブラシは目が荒い分、立体感やうねりなど髪を自由に動かすのに適しています。

強すぎるカールを少し弱めたいときや、スタイリング後のヘアに指でかきあげたような、こなれ感を出したい時などにも活躍します。

 

ロールブラシ

ロールブラシは動物性の物とナイロン製の物がありますが混合したタイプが使いやすいです。

またロールブラシは・・・360度使えるので化先にカーブを付けたりよりテンションをかけて伸ばしたり、ボリュームアップやスタイリングに活躍します。ドライヤーとの併用もできます。

プロはデンマンブラシで軽くストレートや内巻きにカールを付けてりしてから、最後の仕上げとして

もっと毛艶を出したい、もしくはトップにボーリュームをつけるなど巻き込んでドライヤーの熱を冷ましてスタイリングします。

 

商品情報 ダルマブラシ YS-59DA4 48mm

プロ使用者が多い、このロールブラシは中心が空洞になっているので髪を巻き込んでからドライヤーの熱を中心部に内側から送ることができます。

自分で使用する場合ロングヘアーは、初めからロールブラシで癖毛をまっすぐに伸ばすことも可能です。

髪に掴みやすいので、ドライヤーとあわせて使うことでカールやふんわりとしたボリュームを手軽に出すことができます。ロングヘアーの方ならば1本は持っておきたいタイプです。

髪をストレートにしたい場合は、できるだけ太めのブラシを根元から通すのがコツです。

反対に、部分的に強めのカールを出したい人は細めのブラシを選びましょう。

選ぶ時の特徴は・・・?
太めのロールブラシは5ミリぐらい長めのナイロン毛が混じっているものがあります。そちらが髪の掴みやすさと毛束の中まで通りやすく使用頻度が高いと思います。

 

クッションブラシ

クッションブラシ・・・ソフトな使い心地で髪に優しくマッサージ効果も期待できます。先程紹介した・・・ デンマン パドルブラシ D83 など使い心地が良いです。

先端が丸く、ブラシのお腹の部分にクッション性を持たせたのがクッションブラシです。

形状としてはブラシ部分の根元がクッションになっていることで髪や頭皮へのダメージを抑えることができます。

 

商品情報 シャトリ 猪毛クッションブラシ

又ブラシ歯の素材ですが動物の毛を使用した獣毛製のブラシの中でも、猪毛を使用したものは弾力があるり、ブラシの毛1本1本がしっかりしているので、ボリュームのある髪でもきちんと根元までとかすことが可能です。

 

また、ナイロンブラシと違い、毛に油分や水分が適度に含まれていますので静電気が抑えられて、切れ毛対策にもなります。

 

ヘアブラシに使用される毛の中でも特に柔らかいのは、髪への負担を最小限に抑えてくれる豚毛です。とにかくダメージを避けたい、細く柔らかい髪質の方におすすめです。

ちなみにもっと柔らかいブラシが使いたいという方は白豚毛と黒豚毛を混ぜ合わせた「軟豚毛」を使用したものを選びましょう。

髪の手入れ用ブラッシングブラシに一つは持っておきたいブラシです。

 

「猪毛」ブラシ

ボリュームのある髪には根元まで届く「猪毛」ブラシ、髪の表面をキレイに整え、毛艶をだします。

 

商品情報 木目調 猪毛 天然毛 ヘア ブラシ 細植タイプ

髪をまとめたり、アップにする時に使います。

 

毛の素材によっても違う?ヘアブラシについて

ヘアブラシは使用している毛の種類によっても大きな違いがあります。

 

ナイロン製

髪のほこりや汚れを落としやすい素材です。また、熱伝導も良いのでドライヤーを当てながらスタイリングする時も便利です。

又水分に強いので濡れた髪から使う事ができます。

 

プラスチック製

100円ショップで購入できるほど、安価なプラスチック素材のブラシは軽くて使いやすいというメリットがありますが・・・?

一方で、静電気が起きやすいため、枝毛や切れ毛を引き起こす原因になることもあります。したがって、プラスチックのブラシを使う際は・・・静電気対策として髪にオイルを塗ってから使用することをおすすめします。

 

木製

特徴としては・・・マッサージ効果が高いブラシが木製のものです。また、静電気が起こりにくいことも特徴として挙げられます。しかし水には弱いです。

 

商品情報 「Orienex ヘアブラシ ヘアケア 木製 頭皮 マッサージ 艶髪 木製櫛 美髪ケア

 

天然素材製

「天然毛」と記載されているブラシのほとんどは、猪や豚の毛から作られています。

猪の毛は固いため、マッサージ性に優れているのに対し豚の毛は柔らかめで頭皮の刺激になりにくい特性があります。

一方で、どちらも髪へのツヤ出し効果が絶大で静電気が起こりにくいというメリットがあります。

また、天然素材の場合、使えば使うほどその良さを実感できます他のものよりも少し価格が高めに設定されています。長く使用しても、ナイロン製などは両端がだんだん開いたり曲がったりしてきますが猪毛のブラシは、それがありません。

 

歯ブラシなどもそうですが、天然素材の歯ブラシは、歯ブラシの毛の痛みが少なく長く使うことができます。

天然素材とプラスチックもしくはナイロンとミックスした、物がクッションブラシにしても、ロールブラシにしても丈夫で長持ちです。

長い部分がプラステック、もしくはナイロンになっていることで髪の奥深くまで届き、表面は天然素材が髪のダメージを最小限に抑えてくれます。

その他の今人気

一般的なブラシのタイプからは外れますが、髪に絡みにくくとかすだけで髪をさらさらにしてくれると評判のブラシです。

セレブの愛用品としてメディアなどでも紹介されたことから火が付いたヘアブラシで、「タングルティーザー」が有名です。

商品情報 TANGLE TEEZER タングルティーザー ザ・オリジナル スカイブルー

 

 

tomio23