一次カリスマと言う言葉がトレンドとなった。
これに一役買ったのが当時注目を浴びた美容師である。
その後マスコミに各分野に進出して行った。
私自身、男性美容師が珍しがられた時代に美容の道を
歩む事になる
すでに草分けとして注目を浴びていた人物、日本では 石渡きよし、
(現在六本木ミットタウンの前)野沢道生氏が、店を構えてる
近くに場所はあった。
目次
女性のライフスタイルを変えた男ヴィダル サッスーンが日本の
業界でも知られてきた時期だった
私は常に迷い、理論的でないと納得出来なかった性分も有り
もがき苦しんでいた時期でもあった。
それはデザインとは感覚で、しかも何年もかけて感覚で
覚えて行く時代であった。
それに違和感を覚へ、もと理論的に分かり易く解明出来ない物かと
もっと早く知る方法は無いかと考えていた。
ヴィダル サッスーンのその考え方を日本に紹介し注目を
浴びていた男・・・
萩原宗がいた、彼の本を読んでカットのすばらしさ
理論を知り虜になった。
すでに他にもカリスマと言われる男性美容師が数名存在してた。
すでにその時代にカリスマとして君臨してた男性美容師がいた中
僕は美容師としてのスタートを切ったがすで年齢的に遅かった。
サラーリーマンを経験し美容師との出逢いにおいて結婚し
この道に入る事となった
すでに美容師をスタートするには年齢的には遅かったのです。
ヘアセットしヘアスタイルが壊れないよう睡眠の時も窮屈な
時間を送りしかも手櫛を入れられず
かゆい時には細いペン先で頭のかゆみを取ると言う
窮屈な生活をしていた時代であった。
正に女性のライフスタイルが日本でも変わろうとしていた
女性も自由を求め活動的に自立を、求め始めていた。
美容師としてのスタートが遅かった
私に取って最前の道は本物の先駆者である
ヴィダル サッスーンの元に本物を知る為に
又早く技術を知るため旅立つ事だった。
ロンドンで勉強を始め美容師のスタートを切った。
そこで美容師とは何か?デザイナーとは何かを考えさせられた。
ヴィダル サッスーンの理論は何処から生まれたのか?
元来追求の好きな僕はヴィダル サッスーンの理論は
何処から生まれたのか?
また彼の成功はどうして生まれたのかを追求する事になる。
当時世界的に有名に成っていたヴィダルの元に世界から
勉強に訪れ直接門を叩いたが、空き待ちの状態で
待たされる事になる。
その間ナッツブリッチにあった元サッスーンスクールの後に
アランインターナショナルスクールがあった
(アランは皇室担当していた美容師と言う触れ込みだった)
休みになるとヴィダルのサロン見学のアッポイントを取り
当時先端のヘアデザイナーの仕事ぶりを見学することになる。
それは考え抜かれた計算のもと当時、凄く小さな
シザーズ(ハサミ)で
細かなセクションに分けカットして行く姿
しかも技術の経験、上手さによってスタイリストから
アートディレクターまで数段階あり、料金が違うのである。
当時画期的な事でした。
初心者もベテランも同料金を取る事に、誰も疑問を持たなかった。
帰国後早速取り入れた。
単なる保定制度の中、手習いでヘアスタイル技術を習得し
髪結いで良いのか考えさせられる事になる。
そこには顔に似合わせるだけでなく、朝シャワーを浴びて
自分で形をつける事が出来る
デザイン哲学が、基礎が、女性のライフスタイルの変化が、
機能美があった。
ヴィダル サッスーンのデザイン哲学がドイツの
バウハウスにある事を知る。
そこでデザインとは何か?
3代位目学長ミースの言葉「レス、イズ、モア」(more is better)
の思想の意味や深さ・・・
「より少なく語ることは、より多く語ること」とでも訳せば良いのか?
ようは日本の俳句や、日本庭園(枯山水)のような余分な物は
極力取り去る引き算の美学は、見る人に多くを語る事と
いったところか?
(カンデンスキーのデザイン理論)に引かれていった。
ヴィダルには余分な物は極力取り去る、引き算の美学と機能美
カットデザインだけで高料金が頂ける事を証明したのだった。
サロンも極力無駄を省き専門店としての新鮮さがあ降れていた。
そうだこれからはデザイナーの時代だ思わず叫んでしまった!!
「そうだ、これからはデザイナーの時代と思い』
自ら、ヘアデザイナーと名乗る事とした。
デザイナーとは形にする以前に、70~80%は考える事にある事
色々な制約、時代の求める物、実用性、ライフスタイル、多くの事を
考えて最終的に形ちとして表現する。
今までとは比重が違うのである。
画家がキャンバスと言う制約がある中、何を題材に?
自分に問いかけ、悩み苦しみ、描くように、ただ違いは
僕達はこれをビジネスとし生計を立てている事だけが違っていた。
多くのお客様に支持されようと思うがあまり、顧客が望むものを
提供しようと言う事を考え過ぎる点が多々ありますが・・・?
本来の仕事は顧客が、今後、何を望むようになるかを考え
それを本人よりも早くつかみ提供出来ようにする事
ここにデザイナーとしての存在価値があると思うのです。