【倒産する原因に】倒産から学ぶべきこと

中小・零細企業が倒産する原因

毎年「8000社」以上の中小企業が倒産していると言った現実があります。今回コロナウィルスによる倒産はこんなものでは済まされない。

帝国データバンクのデータによると、コロナウイルス関連の倒産ではホテルや旅館、外食産業や衣料小売店が多い。

多くの事業主は民事再生を申請せずに廃業を選択する可能性があり今年は、こうしたケースが約2万5000件に増加する公算があると言われている。ひょっとするとそれ以上かもしれない。
 
 


 

 

中小企業が倒産する原因、4つ

後に動画でも配信したが、美容業を例に取ると大きな問題点と注意点はこの4つに限られる。

倒産する原因は?

  • 販売不振
  • 過小資本
  • 設備投資過多
  • 経営者としての資質

販売不振

飲食業も美容業も今一番の悩みは、新型コロナウイルス感染拡大予防対策に伴う活動自粛です。

経済解除されたからと言っても、やはりなるべく人混みを避けようとして、美容室だったら毎月来る客が1ヶ月間、伸ばすなどして、売上が元に戻らないことでは無いでしょうか?

要は販売不振と言うことです。飲食業の様にテイクアウト食品を売ることも出来ません。ゆいつ可能なことは、SNS、Line 、Instagramを使って、お客様に近くの美容室に浮気させ無いように蜜に連絡を取りフォローをするぐらいでしょう。

しかしこれも経営者がわからなければ支持を出すことも出来ません。日頃から、これからの美容室の経営の変化に気づいて先手をとっておくべきでしょう。

販売不振による倒産は、売上が立たないことにより、資金繰りが苦しくなることで起こります。

こんな記事を読んだことがあります。
インスタントカメラのポラロイド社は、スティーブ・ジョブズ氏が「国宝」と呼ぶほどの才能をもっていた発明家・科学家のエドウィン・ハーバート・ランド氏が設立した企業です。

1947年に発表したインスタントカメラで大きな成功を収め、小型化や画質向上を達成することでシェアを拡大していきましたが、ライバルメーカーのコダックやオリンパスといったメーカーが次々と市場に参入してきたことで、優位性を失っていき気がついたら時代のデジタルカメラと言った変化から乗り遅れてしまって倒産したといったことです。

形成者が時代の変化についていけなかったといったことでしょう。時代は気がついたときには大きく変化しているので、経営者は先を読む能力が必要といった怖い一面です。

 

過小資本

会社が倒産する原因に過小資本による倒産です。

 

これは借り入れが多く資本金が少ないことです。毎月の返済に追われ、今回のように想像できないコロナ危機のような場合、真っ先に倒産してしまうのが、少ない資金で持ちこたえられないケースです。

この資本金は、会社の財産であり、多いほど体力が強くて倒産しにくいと言うことができます。

しかし、中小企業・零細企業においては、特に資本の規模が小さく、体力の弱い会社が多くなっています。

起業する場合、多くの人は手持ち資金が多くて50%でしょう。後は借り入れで起業するケースが多いいのが一般的なケースです。

借り入れが多いい会社はそれだけ体力がなく、今まで利益が出たお金を内部留保していれば、2~3ヶ月は助成金など使って持ちこたえても長くは持ちません。

 

設備投資過多

会社が倒産する原因で最も多いのが「過大な設備投資」によるものです。今年の様にオリンピックを見込んで宿泊設備を増やしたり、多くの観光客を見込んで新たな投資によって借金をしてしまうことです。

コロナショックは誰しも予想は不可能でしたので経営者にとっては不運としか言いようがありませんが、経営は借金をしてまで設備投資をしては行けないと言った時代だと言うことです。

僕も動画でお話していますが過大設備投資による借金(負債)で倒産しました。

借金による設備投資は会社の資金繰りを悪化させるという側面が大いにあります。これは、設備投資が成功しても失敗しても同様です。

借金は返済しなければならない事になり、借金返済は、黒字として税務処理されて税金支払も重くのしかかってきます。

過大な設備投資を行うことは資金繰りをますます圧迫させ、会社を倒産に至らしめる原因となります。

 

経営者としての資質

特に美容業のような技術者が経営を担う場合、経営感覚にかけると言うことです。

「会社経営」という本来の仕事を忘れて、自分で顧客を持ち元気なうちは、毎日仕事におわれ会社経営を見逃しがちです。

本来、純利益をいかに、上げるかを常に考えて、お金をかけないで売り上げを上げる方法を考えなければならない立場なはずですが、なかなか出来ている経営者は少ないです。

美容業でも大型店舗経営に成功している人は、技術者をやめて経営に専念している人がほとんどです。

もし自分が技術者思考だったら、経営思考の人とタッグを組まないと経営持続は不可能な時代です。

多くの企業経営者でさえこの変化の早い時代に両方兼ねるのは無理と言っても過言ではありません。

コロナ危機後の時代の変化にどの様に美容室経営を持続発展させるかを考えた場合、集客することさえなかなか手の打ちようが見えないのが現状では無いでしょうか?

すべてを倒産によって失った、僕から言っても説得力無いかもしれませんが、もうすでにブログ運営初め約10年を迎えます。

ここで培った色々な能力から推察されることは、ITを駆使した美容室経営を軸にすると言った方法は間違い無いと思います。

美容師も大きく働き方が変わってきました。スタッフを1から育てるのか、それとも、分業制にして各専門職を雇う様にするのか?と言った方法が考えれますが、どちらかと言うと、後者の方だと思います。

いま多くの企業でジョブ型雇用が進められると言いております。かんたんに言うと美容も何もかもできる美容師から、カラーリスト専門、パーマ専門、カット専門、シャンプー専門と言いたことがジョブ型雇用になります。

こう考えるとアイディアが浮かぶのではないかと思います。又近いうちに詳しく説明したいと思います。経営形態がITやWi-Fiのスピードの変化によって変わることは間違いありません。

 

今だから話せる倒産から学んだこと動画

僕の倒産の失敗から学んだことを動画にしました。
 

 

 

tomio23