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いつもアバンギャルドなヘアデザインやニューモード発表の時、何かコンセプトを
決めて考えるようにしていたことは、このブログでもお話している
それでもイメージが出て来ない時、スタッフにもお話してたが、作曲家は
決められた音符の中でオリジナルの音楽を創り出してくる
何百年も前から、今も又これからも、創り出されている。
これってスゴイことではないのか〜 ワンフレーズくらい似ているような
ところは世界の音楽からは探すと、あるが本来すべて違う音楽を生み出す。
それを考えればヘアは、いくらでも出来るはずと考え作り出してきた
音楽は映画にもコマーシャルにも、ファッションショーにも欠かせない
音のない映画は迫力の面でも人に与えるイメージの面でも欠かせないドキドキ
させる面でも欠かせない(一部無声映画、チャップリンや、映画の一部分だけ
無音になる)はある
僕はヘアーショウをする時イメージが固まったら音楽選びを全て自分でやった
知り合いのプロにも教えてもらいながらストーリを考えここはこのぐらい長く
この部分の音を強調してとお願いし、音楽を創っていく、それだけでだけで
見に来る人達の驚きと余韻がイメージできる
ショーは半分以上出来上がりヘアを創るのはもちろんだが演出家に気分はなっていた
ショーでは色々なジャンルの音楽を使った。
これが僕の持論、この音楽はあまり好きでは無いとか毛嫌いしないで聞く
特に音楽はその音楽を聞くシチュエーションが雰囲気が好きになるためには
大切なのかもしれない
嫌いなタイプのお客様もいいところ見つけようと言うような事に近い。
ロンドンに住むようになってクラッシクが好きになった、週末にはパブでの
パーティーに誘われる。日曜日は季節がいいと公園でピックニックパーティー
皆でブランケットと食べ物、ビールやワイン持ち寄って午後1時ごろから始め7時頃
まで続く、大きい公園だと野外ステージが有り夕方からクラッシックが流れてくる。
なんとも素敵だ(^^) その頃からたぶん好きになった。
ヘアをSHINYAが担当し当時ドレスキャンプのショーを見た100メーター位の長い
ステージでクラッシックが流れショーが展開されたクライマックスはドレスだ
最後暗転になるまでの演出と衣装、モデル、音楽が見事にマッチして上から
薔薇の花びらが次から次えと舞い落ちる。皆感動でして、しば拍手が鳴りやまなかった
その時使われていた音楽がクラッシックだった。モデルの動きと振舞いマッチして
ドラマチック、生演奏のような響き、音楽担当者にその音楽どうしても聞いて
知りた方。後に自分のショーでも使ったそれが、かの有名なVIVALDI
フォーシーズンズ(四季)だった。え〜、うそ〜と耳を疑ったいつも聞いてるはずで
しているはず、なのに聞いた覚えが無かった。僕も2枚ぐらいはLPレコード
持っている当初買ったのはイムジッチの演奏のもの、まさか?と思い動画で
撮っていたのでCDショップに行き聞かせて誰の演奏か調べるために2〜3枚
選んでもらい聴きこんだ
VIVALDIサマーの中のヴァイオリン協奏曲作品8−2.RV315第3楽章ブレスト
色々な演奏者のものを何十回も聞いた。そのうちわかってきたこと演奏者によって
ぜんぜん違いがある事。いくら聴きこんでもショーの時とは違う。
とうとう十数枚になった。歯切れよく演奏するものや、すんなり聞き流せるもの
感情のないもの、聞いているだけで優雅にし、しかもドラマチックに、これは指揮者の
問題か演奏者なのか。多分両者のコラボレーションが一致した時、人に感動を
与えるのだろう。ここに綺麗なドレスやモデルがミックスして初めて
ドラマがエキサイティングになる。
彼が演奏したものが一番近く、ショー用に強調したりわからないよう継ぎ足したり
してミックスして少しアレンジした。
最近になって色々なコマーシャルで使われるようになった。よく耳にする
誰もが知っている隠れた名曲だ一度聞いてみるといい、
今おすすめなのはこのアルバムだシュッツガルト室内管弦楽団のアルバム
とても優雅、強調しすぎずそれでいて主張する。これが一番いい!!
店で流すBGMも又あなたのお店を演出する、お客様に無言のメッセージを
与えているのだ。