僕たち美容師は技術者になるために毎日のように練習し、たくさんの時間を使っています。スタイリストになってからも新しい技術やトレンドのヘアのニュアンスをつかむために営業後にウイッグ出して練習したりします。
また後輩の練習を見なくてはイケナイ場合とかも多いいと思います。
何のために、こんなにも練習をするのか、もちろんお客様をハピーにしたい、笑顔にしたい、将来多くのお客様から支持を得たい、多くの人がそれを目標に練習をする上でのモチベーションアップに繋げていることだと思います。
目次
多くのお客様の支持を得なくてはなりません。多くのお客様から指示さた時、はじめて今までの努力がお客様からの笑顔となって帰ってきます。
基礎を理解することでデザインする楽しさがわかってきます。これはヘアスタイルをパターンで覚えてしまった人には味会うことはできません
基本を大切にすることや繰り返し練習することは、確実に、あなた自身の技術と人間性を高めてくれます。
まず、基本を何度となく練習してください。
そうするうちに、きっと応用ができる様になり、あなた自身で、なければ出来ない、あなた自身のオリジナルが出来上がってきます。
基本こそ、最大の応用と言えます。基本を正確にマスターすることで、いざと言う時の、アイディアの源泉なることを忘れてはなりません
自然や、タウンウォッチングすることでデザインがどんどん発想出来るようになってきます。そうなった時、初めてデザインする楽しさがわかってきて、お客様からの評価も上がると思います。
どこから切り始めようが、縦スライスできろうが、横スライスで、斜めスライスで切ろうが構わないとも言えます。
しかし短期時間で合理的にしかも手入れがしやすく、するにはどう切るか、また多くのスタッフを指導するには、どう切ると分かりやすく、覚えやすいか、と考えた時、当然ある程度切り方が決まってきます。
なぜそれがベターなのかと、言った説明が可能になります。カットの原理は今も昔も変わりませんが
基本として覚えなくてはイケないことが多くなりました。これはヘアスタイルが多様化した結果、ベーシックもまた多様化につながったと思います。
- ワンレングス
- グラデーション
- レイヤー
これらすべてに基本の原理が当てはまります。
髪質の違い、毛流、頭の形の理解、髪に対いして重力のかかり具合い等が理解でき、シェープの角度による変化、パネルの幅による変化、スライスラインによる向き不向き等、知ることで、カットデザインを自由に発想することが出来るようになります。
プラス
セニングシザーによるデザインの変化、空間を創る事による変化、セニングは髪の毛を少なくする道具から、デザインを作る道具に変化しました。
これを知る、このことが必要に、になって来ました。
ワンレングスについてはブログでも紹介いたしましたので今回グラデーションに
ついて考えてみたいと思います。
https://tomio23.com/archives/1101
そもそもグラデーションとは?
上の長さが長く下の長さが短い段差のことを言います。
重力で髪が下に戻ろうとします。元に戻った時に髪にずれが生じそこに段差と
髪の流れと方向性が生まれます。
前方60度に引き出した毛束をカットした時元の状態に戻った時、ズレが生じます。そのズレが段差となってウエイトポイントを創り、このポイントの位置によって顔の表情を変えることができます。これが似合せに繋がります。
前方45度の引き出す角度、これが角度を覚えるための一つの基準になります。
前方30度に引き出しカットした場合ウエイトポイントが低い位置になります。
またグラデーションの特徴として、下の髪をすぐ上の髪が押さえつけてくれる役目も果たします。
それを知った時、使い分ける楽しさが生まれます。
ウエイトポイントが変わります
- 縦スライス
- 横スライス
- 斜めスライス
スライスに、よるそれぞれの良さを知ることで使い分けることができ微妙のニアンスを出すことができます。
ある一定の位置に集めて一束できることでグラデーションとレイヤーがミクスされたステップグラデーションを知った時、カット時間の短縮に繋がります。また応用によって益々楽しくなってきます。
美容師ならゼッタイ知ってほしいカットの根本原理動画です。