今美容室で掃除が行き届いてないサロンは少ないと思いますが
世間一般では、自分の部屋がゴミでいっぱいになって整理が出来ない
人が多くいる。
本屋さんでも整理整頓の本が多数出てきています。
また現代のテクノロジーで大切な本も電子化でき
掃除や整理整頓もパソコンの中でファイルで管理したり
アプリで簡単に出来る方法が多く出ています。
掃除は自分の心の問題です。習慣化すれば簡単にできることでもあるのです。
掃除の基本はまず要らないモノを整理するところか始まります。
美容室での掃除の大切さを訴えて、どうしたらいつも綺麗に
出来るかをルール化したりもした。
目次
良く会社の組織やスッタフ数が多くなんると(5S運動)月間とか
決めて意識的にやるケースがありますが、
この中身は『整理・整頓・清掃・清潔・躾』
ということです。この頭文字を取って『5S』と呼ばれています。
わかっているようで意外とわかってない人が多くいます
ではこの違いも少し触れておきましょう。
整理とは?
必要なものと必要ではないものとを分けて
必要でないものを捨てることです。
整理の対象は、物には限りません。スペースや、仕事、情報、
考えごともその一つに入ります。
整頓とは?
整理した後に残ったもの、必要なものをだけを、置き場を決めて
しかも表示することです。
例えば自分で決めたことも忘れてしまいます。
他人はもっと解りません、ですから「表示」をすることが大切になります。
表示までしないと整頓したことにはなりません。
清掃とは?
身の回りのものや職場の中をきれいに掃除すること
です。
ここまでは何処の会社でも、個人でも同じです。
しかし「清潔」「躾」は業種や会社によって大きく変わります。
清潔とは?
清潔の意味は多くあります。
美容の仕事の場合、機具、その他の消毒は国家試験にも出てきて、大変重要な
意味を持ちます。
医療品、医薬品や、食品など一見綺麗に見えてもバイキンや細菌、
異物が混入、付着していると大変な問題になります。
美容室にも大きく関係するものです。
躾とは?
4Sを習慣づけ維持し、更により良い方法を探究すること
職場のルールや規律を守ること、
決めたことを必ず守るように徹底すること。
などの意味があります。
規律を守ること、そして習慣にすること、さらに継続的に改善すること
などの意味があります。
また挨拶、礼儀などを含める場合もあります。
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昔から料亭や旅館、水商売では女将みずからお手洗いは掃除
したと聞いています。
もちろんお酒を飲む場所は頻繁にトイレを使う、この時に
気持よくお客様に使用してもらうのはもちろんだが、料亭など
に接待で訪れるお客様は、トイレの綺麗さを感じて、その店の
姿勢を感じるからです。
掃除には相手への、おもてなしの度合いが現れるだけでなく
その店の仕事に対する姿勢や、本気度が現れるのです。
新しく入ったスタッフには、まず元気な挨拶と、笑顔、掃除を徹底して
その意味を理解してもらいます。
昔から言われているように四角い部屋を丸く掃除してはダメだと言うこと
もちろん四隅にゴミが溜まるからです。
モノをどかして、四隅を綺麗に掃除すること、要は見えないところも
綺麗にする習慣を付けること、これは心を鍛えることでもあります。
これはなれると本人も気持ちがいいものです。
逆にこれが出来ない時は、なんとなく気持ちが悪く、感じるまで繰り返し
教え込みます。
映画監督の黒沢さんは中が映らない家具の引き出しの中にモノを入れさして
撮影したと言ったエピソードを聞いたことがあります。
これには演技者や撮影者に無言で真剣度を教える事になります。
映しだされた映像は多分見ている人に伝わってくるのだと思います。
美容師も掃除を隅々まで綺麗にすることや後片付けなど、整理整頓
を体で覚えることで、雑な仕事が出来なくなるのです。
あ客様の見えないところも、きちっとした仕事をするようになり
これはお客様に伝わります。
板前も魚をさばく時ときや料理の仕込みに影響してきます。
だからこそ一流店で修行した板前さんは、鮮魚の見立てや、さばき方
どれを取っても厳しく注意を受けて、一人前になってくるのです。
これは美容師も同じです。
お客様は来店されると、少なくても約1時間近くは同じ席に座ります。
この間、鏡を通して又は鏡のすみや、店のすみをみます。
ここがいつも綺麗になっていれば、技術に対する信頼度は上がります。
店を設計する時一番大切にしてきたことは、四隅に毛が挟まらないように
掃除がしやすいようにすること、動線を考え消毒室を使い勝手良く
設計することです。
寿司屋に行った時に、カウンターと、中の床を見ればその本気度がわかります。
カウンターに広めの白木で「檜」(ひのき)が使用してあり、毎日
磨き粉で磨いていれば、一流店と言えます。
なぜなら1枚ものの「檜」(ひのき)はものすごく高価ですし、寿司屋の
カウンターは聖域でもあるのです。ですから食材にも本物の、
こだわりが見えます。
掃除時間は時間を区切ってすることで、次に何をするべきか、
常ねに考えることになり想像力を養ってくれます。
もちろん初めから「ここの所掃除をしといて」と言った、
だけでは意味がありません。
初めに見本を見せて、掃除をさせてみて、チェックして、やり直させて
考えさせるこが想像力に繋がります。
初めての人に掃除をさせるとその人の性格が判断できます。
将来この子はどの方向に進ませると伸びるか、までも判断できます。
掃除が隅々まで出来るようになってくると、気づきができます。
ゴミが落ちていたらすぐ履くようになり、お客様に対しての
気づきが養われます。
シャンプーなどで、お客様のかゆい所に手がとどくようになり、相手の
気持ちがわかるようになるのです。
掃除をグズグズせず素早くさせる、
髪の毛が落ちていたら、すぐ掃除をさせる。
このような繰り返しが、結果的に忍耐力を付けてくれます。
もちろん美容室を例に、たとえると、お客様が引けたら初めにすること
つぎにすること、休憩を挟んでまだ空いていたら何をするべきかを
きめて置く必要はありますが、
お店のブログや、サンキューレター、誕生カードを書くとか、
グズグズせずに仕事時間は仕事出来る環境が
忍耐力を付けさせるのです。
仕事が出来る人ほど、時間を効率的に使う。
これは常、日頃から整理、整頓、清掃、清潔、躾が身についているから
レストランでよく見かける事に、行ったり来たりするだけで、
無駄に動いているスタッフをよく見かけます。
これは新人教育ができていない証拠です。
美容サロンでの動きは無駄があっては行けないのです。
どこかに移動する時、必ず近くの鏡面の整理整頓や使用済みのロッドケース
タオルなど無駄のないように片付けながら消毒スペースや、受付
行く場所など、目的に沿って移動する『躾』が大切です。
「一つの行動は1回で済むよう」「乱雑さをさけよ」人は仕事が来ると
すぐに取り掛からず、むしろ二次的な時間ゾーンに引き伸ばして
しまう傾向にあります。
一つのことは1度に済ませ、始めた仕事は完璧に仕上げる大切さを
『躾』(ルール)か、するのです。
つまりパーマを終えた後ロッドを流し台に放置したままにして
置けないと言うことです。
またスタッフがトイレに行ったら必ず綺麗にしてでる
1時間に一回必ずトイレをチェックする。その週の担当制に
(ルール)を決める
これが混雑時に大きなパニックにならず、ミスを少なく仕事を効率的
してくれるのです。
お客様も確かな技術と大切な時間を無駄にしないで喜んで頂けることに
なります。
熟練した板前や、コック、美容師は、つぎの場所に移動する時に
すでにその場が、片付いていると言えます。
綺麗に掃除するためには、不要なものは排除すること、
残ったものを整頓し、メモを付けます。
使いやすいように工夫することです。
このことを頭に入れて設計された消毒室や、洗い場、在庫管理
は使いやすく無駄もありません。
これを以前はペーパーシートで行なってきていましたが、今や
ペーパーレスで出来るようになりました。
ipadやクラウド、ポスレジ、現代のハイテクを使うことで物事を
シンプルにしてくれます。
スタッフ数が多くなると、何が何処にあるか店長すら把握できてなく
皆「解りません」と言った言葉が出てきます。
これは責任を誰も
もってくれてないとゆうことです。
後輩が先輩に何を持ってきてくれ、と頼まれ、他の先輩に聞いて
わからなで済むはずはありません。
整理整頓とはこれがシンプルできていて誰でも見れば一目瞭然
にしてあることです。
掃除や整理整頓が出来ると、職場がいつも綺麗に、お客様に取っても
気持よく、掃除がうまく出来る人はデザインもうまく出来る人といえます。
整理、整頓、清掃を部屋で考えてみると、上手くするためにはレアウトを
考えなくては行けません。正にクリエイティブな能力を使うことになります。
パーマ、カット、カラー、雑に仕事をしようと思えばお客様に見えない所
でいくらでも目をごまかすことはできてしまいます。
整理、整頓、清掃、清潔、躾、これが身についた人はこのような仕事が
できなくなります。
自分の気持ちが許さないのです。
また違った視点からモノを見る習慣ができてきます。
結果的に良いデザインが出来るようになるのです。
掃除や(5S)とくに清潔は自分の服装にも影響し、襟を正すことになるだけでなく
消毒や、ホコリが起きない掃除の仕方など、細菌が入り込む余地が無くなり
体の健康はもちろん、頭の整理、整頓もできストレスも少なくなるように
思います。
心身ともに健康になるのです。