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デザイナーやアーティスト とのオリジナリティーとは?

デザイナーとは?

辞書を引くと、設計、図案、意匠、また、製品の機能や美的造形を考慮した意匠計画
とある。

デザインとは、ある問題を解決するために思考や概念の組み立てを行い、
それを様々な媒体に応じて表現することとなります。

デザイナーはいろいろなことを考えて表現する人で、デザイナーと呼ばれる
職業はたくさんあります。

グラフィック、インダストリアル、そしてWeb、美容師

それぞれに共通することは、
良いものを作り、良い結果を出すようにすることです。

 


 

デザイナーのオリジナルって・・・?

そもそもオリジナルなんてあるのだろうか・・・?

ある人が言っていたが「何かを、オリジナルと呼ぶやつは、十中八九
元ネタを知らないだけ」なんだと言っている。

一流アーティストなら無から生まれるものなんか何もないことを
知っている。

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創作作品には必ずベースがあって、100パーセントオリジナルは
無いと感じる。

ヘアデザインにしても絵画にしても、元が何もなくては絵も描けないし
デザインもできない。

オリジナルでなければならない」という考え方が、行き詰まりを
起こす。

音楽にしても、小説にしても、インスピレーションを得た元は
必ずあります。

他人の影響は避けようとするのではなく、受け入れれば
肩の荷もありるものです。

 

新しいアイデア

どんな新しいアイデアも、今までの組み合わせや、組み替えで
できている。

人間も一人一人違った顔や形をしているけど、遺伝子レベルで考えると
「父プラス母」その前の祖先たち、それがごちゃまぜになって
僕ができたことになる。

家族に系図があるように、アイデアにも系図がある。

ドイツのゲーテの言葉に・・・・
「人間は、自分を愛する者によって形造られている」と言っている。

 

アーティストは収集家?

アーティストや小説家もそうだが小説家は部屋いっぱいに本がある
自分が読んだ本の何かに影響を受けて小説を書いている。

僕自身は好きなヘアアーティストの写真をいっぱい集めて
その弟子の作品やテイストの違った好きなアーティストを

いっぱい集めてみて研究した、またモノまで何回も作ったり
しても見た。

結果的に、僕のテーストの作品が徐々にできてきた。

数多くの写真や作品から、シルエットや毛流れ、柔らかさといった
自分の好きが、記憶のどこかに残り、「これと、これをを組みわせてみよう」
と繰り返す内に違うものに変化した。

 
ようは、自分の感性と共鳴するもの、想像をかきたてるものなら
どんなものからも影響を受けた。

昔の映画、本、絵、写真、自然の花、木、川、雲、光と影
建物、心に訴えかけるものは目に焼き付け盗んできた。

そうすれば結局のところ(盗品は)本物になる
とアメリカの「監督ジム・ジャームッシュ」は言っている。

僕も知らずにしていたことだが、この言葉が自信になった。

昔はノートに手書きで写したり書いたりしていたが
今は便利になった。

iPhone一つで、景色も気に入ったら写真に撮り、感じた一言を
付け足せば済むし、「Evernote」があれば名言や気になったこと

ウエブページも貼り付けることができアイデアのネタ帳ができる。

そうやって、何時でも持ち歩き見たいときに何かアイデアを
ひねり出すときに目を通すことができる。

ようは「ネタ帳」が簡単に出来てしまうのだ。

自分探し

世間では自分探しの旅とか言っているけど、そんな暇があったら

ものを作る、とすぐ見つかる。
絵を描く、ヘアをデザインする、料理を作る、その時の
自分が現れる。

根気がない人、見る目がない人、そそっかしい人、怒りっぽい人
全てそこに自分が出てくるのです。

 

できるまではできるフリをする

「ウイリアム・シェイクスピア」が説明している。

この世はすべて舞台だ

男も女も役者に過ぎない

退場をあれば登場もある

そして一人一人が一生に何役も演じる。

先人は皆、凄いとしか言いようがない簡単に言えば「できるまでは
できるフルをしろ」と言いているのだ。

なりたい自分になれるまで、そのフリをすれば良いし、みんなが自分の
思い通りに見てくれるまで、その自分を演じること。

これはスタッフ教育で接客を教えるときや理想のアーティストや
ファッションセンスを磨くときに役に立った。

実際に何かを作れるようになるまで、作っているフリをする。

これはデザインの基礎でもある。ある造形物がそっくりにできるまで
真似をすることだ。

これができれば違ったものなどすぐできるようになる。

誰だって本物になるまでは・・・偽物なのだ

この本には共感させられる以前も紹介したが納得させられる。
クリエイティブの授業 STEAL LIKE AN ARTIST
“君がつくるべきもの”をつくれるようになるために

 

皆コピーから始まる

誰もがスタイルを持って生まれてくるわけではないし
言葉だって真似をして喋れるようになる。

いいと思ったものをコピーする、ひたすらコピーをする。

コピーと言っているのは練習であって、盗作ではありません

ひたすらコピーする内に、その先に見えて来るものがある。

まずはコピーする相手を見つけること、見つかったら、次はコピーする

コピーする相手を見つけるのは・・・?
自分が好きか嫌いかで判断すれば良い、また
君に刺激を与えてくれるかどうか、考えれば良いのです。

スペインの画家
サルバトール・ダリはこう言っている

 
「何も真似したくないなんて言っている人は、何も作れない」
いいているのです。

ダリには多くのインスピレーションをもらった。

しばらくしたら真似るだけでなく、越えなければならない時が
くる。

真似はコピーにすぎない、越えるためにはモノマネを一歩
進めて、自分の一部にしなくてはならないのです。

 

 

tomio23