よく会議などでも、何かアイディアはないか?
と聞かれて、みんなシーンとしてしまったり
ヘアデザインを考える時も、考え込んでしまうこと
あるでしょう。
しかし、ほとんどの人がアイディアに関して、根本的に間違い
というか、勘違いをしてるんじゃないかと思う。
アップルの元CEO「スティーブジョブズ」が超すぐれたアイディアを連発
してるように見える。
しかしこのことに関してオモシロい事を言っていた。
クリエイティビティはただ「つなげる事」なんだ。
クリエイティブな人に、どうやってやってるか聞くと
彼らはちょと罪悪感を感じるだろう。
なぜなら彼ら自身は何もやってないと、言うのです。
目次
スティーブジョブズによると生み出したのではなく
彼らは何かを見ただけだ。
そして、しばらくするとそれが明白に見える。
そう、根本的な間違いとして、アイディアってのは作るもんではなく
「盗むものである!」と言い切る。
確かに、自分の頭の中で考え出そう、造り出そうとしてもアイディアは
なかなか出てこない。
アイディアを創り出そうとしても、ハッキリ言って大したものは
出てこない。
特にそれが、まだ経験の浅い仕事を始めて数年目です・・・
なんて言う、新人レベルの人にアイディアは出せるわけはない。
だから自分の頭の中の創造性を刺激して、とんでもなく素晴らしい
アイディアが出てくる・・・なんて期待はしない方がいい。
なぜかと言えば、それは簡単な話・・・2つを融合したらどうなるか?
と言った事を考える。
アイディアは異なる2つの事の融合にすぎない場合が多い。
たとえば、デジカメとケータイを合わせたらiphoneと
言ったとんでもない産業が生まれた。
ヘアデザインだってあらゆる流行が出尽くした時に
生まれたのが、二つのデザインをミックスしたらどうなる?
といった発想から生まれたものが多かった。
デジカメとケータイとCDプレーヤーがミックスして
今に至っている。
そこにアプリという誰でもが参画できるものが登場したから
無限大に便利になった。
優れたアイディアってのは既存の別々のものを合わせる。
この異常な合わせ方に妙があるわけなのです。
この2つ以上の、異常な組み合わせってコンセプトから考えれば明白
組み合わせるものが、どれだけあるかによってアイディアを生み出せる
力が変わるわけでしょう。
焼きそばの「ペヤング」と言うネーミングは”ペアのヤング”に
食べてもらいたいと願いを込めてネーミングされた。
ようは「引き出し」の数がポイントで、引き出しの数がたくさんあれば
組み合わせの仕方もたくさん出てくる。
”引き出し”の数は、いろいろな経験とインプットの量な訳
しかしいつも、何か探し出す目や考えを持ってみないと
インプットできない。
興味を持って色々観察してないといけないわけ・・・
参照:クリエイティブの授業、君が作れるものを作れるなるように
無のところからは、何も生まれないわけだから
実際のところ、デザインやアイディアは「盗むもの!」ということ・・・
ヘアデザインだったら自分が作りたい・・・興味をそそられる
デザインやアイディアを吸収してるかって、話に尽きる。
今だったらパソコンやiphoneで興味を引いたデザインやファッションを
写真に撮ってファイルに保存、時間をおいてもう一度見てみる。
何が良かったのか冷静に見てみる、その作業からアイディアが
自然と湧いてくる。
ちなみにヘアデザインやファッションデザインも・・・考えてみると
「あのやり方で攻めようか」「このアイディアをパクろうか?」と
言い方、悪いかもしれないが、こんな感じなのだ。
そういえば・・・元クリスチャンディオール のデザイナー
ジョン・ガリアーノはヴィヴィアン・ウェストウッドのスーツの
デザインが好きだと言って、自分でも似た洋服をデザインしたことがある。
ロンドンのノミの市にアシスタントを連れて日本の有名
ファッションデザイナーも古着を大量購入しているところを
何回も目撃した。
後で洋服をバラして、研究するのでしょう。
情報はとにかく集める。
本で読んだこと、人から聞いた話、テレビや映画やレストランや
カフェで隣のカップルが話していること、会社での雑談、とにかく
気になった情報は躊躇なく収集しましょう。
集める情報に”多すぎる”といったことはありません。
情報に対してとにかく貪欲であると良いでしょう。
ちなみに、僕も基本的に自分の目や脳を信頼して
ひたすら情報をインプットする。
初めはゴチャゴチャでも後で分類すれば良い
今やハイテク機器でクラウド使ってNETからでも
ストックできるし、iphoneなどのメモ機能やEvernoteに
ストックする。後でカテゴリー別にすれば記憶に残るものです。
人によってはカテゴリー分けしない方が見ているうちに
”ツナがって”アイディアになるという人もいるでしょう。
そうすればデータは蓄積されて必要なときには出てくるものだ。
インテリアや調度品も、自分が経験して感動したものや、好きが
店作りに随分と貢献した。
パッと見るだけで真剣に見ないと、このデータベース化はできない。
真剣に見ることによって、脳の中で刺激がおきる。
色々な場所や環境を変えることや見る事によって
その情景をイメージして何らかの感情を感じることができる。
僕の場合「欲しい〜って気持ちがほとんど」記憶に残っている。
あくまでも自分のペースで自分のアンテナに引っかかった
気になることを集めるのです。
そして大切なこと・・・?
情報源を明記しておくことによって・・・なぜ自分のアンテナに
ひかかったか思い出す。
経験の浅い子はどうすればいい・・・?
インプットを大量にしよう!とは決意しても、引き出しが
たくさんできるまでは何年もかかる。
なので今すぐに、なにかいいアイディアが欲しいとなったら
どうすればいいか?
盗むしかないでしょう。
誰から盗む!
自分の情報が集まりそうなところに出向く
ヘア作品出してみろ・・・と言われたら、自分が音楽が好きだったら
CDショップの好きなジャンル売り場を見るから、入ってもいいし
ファッションから入ってもいい
何れにしても、自分の感性に合ったセレクトショップや
デザイナーショップに行くと「好き者が」集まってくる。
その人たちを見るだけでも「突然、アイディアが」生まれたり
する。
感覚の良い人のファッション見て、よく声をかけて
「その洋服どこで手に入れたのか?」などとよく聞いた
ものです。
そいしてショップを尋ねてみると感性を揺さぶるファッションが
多数あった。出入りしている人も個性的、そして刺激を受ける。
経験の浅い人は、「引き出し」をたくさん持っている人に近寄る。
ようするに自分でアイディア出そうなんて考えずに、先輩のところに
行って相談したり、何なりしゃべっていれば大抵それなりの
アイディアは生まれるものです。
引き出しのない人は、自分で生み出そうなんて考えないことだね。
誰か、から「もらう」て考えた方がいい。
自分の脳みその中でゼロから生み出すもんじゃないから
「オレがこのアイディア考えた!」なんてのはエゴでしょう。
大切なのは評判が良かったかどうか、売れたか売れなかったか。
反応が取れたか、取れなかったか。
結果が全てなわけで・・・モデルが違えばヘアスタイルでも
ファッションでもニュアンスが変わって見えるでしょう。
その積み重ねから引き出しがいっぱいできる。
とにかく結果が全てでしょう。
きっとあなたも、アイディアで頭を抱えることになるだろうから
その時はこの話を思い出して、トライしてみて・・・・
家にこもっていては何も生まれない、すぐにでもインプットは
始めたほうがいい。