洋服の色の感じ方は、いく国によって変わる?

国によって変わる色の感じ方

国によって色は見え方が変わる。
海外でキレイと感じる色と、洋服など似合う色合いが違います。

自分の国で見る洋服の色味と、また海外で購入した洋服の色味が
日本に持って帰って来た時に色が違うように感じる。

日本に持ってきても何やら色味が違う。

国・人種によって見える色が違うらしいと言うこと。

アジアや日本人の目に映る赤と欧米人が見ている赤はどうも違う
(これは人種の差なので本人には違いは見比べられませんが)

これは僕だけの問題かと感じていたら、どうも違うらし・・・

もちろん地球のどの位置に国があるかによって太陽によっても
景色や空の色空気などによっても違うのだろう。
 

ヨーロッパの中でも、ロンドンとイタリアでは
町並みの色が全く違う。
 

ハワイなどの暖かい地域にいくと、日本では
かっこよく見えていた黒やグレーが、似合わなく感じる。
 

また、逆にハワイで買ったカラフルの色味の洋服が
日本では、似合わないと言った経験を皆様も
感じたことは有るだろう。
 

 


 

 

国によって色のとらえ方が違う?

海外に行くと町並みや、部屋の壁の色など、またお菓子のパッケージや
全体的な色が日本と全然違うことに驚きつつ
 
センスがよく見えたりして購入してしまったりすること
ありませんか?

 

 

実は色は万人に同じように見えてるとは限らないのです。
 
例えば育った国の環境によって、同じ赤を見ても
感じ方は変わります。
 

 

例えば虹の色は何色に見える?

日本では虹は7色と感じていますが・・・国によって
見え方、感じ方が違うのです。
 

虹の幅は大体同じでも、色によって見える幅が、広く見えたり
狭く見えたりしているらしい。
 
地球のどの位置に国があるかによって太陽の光も
違い、空気によっても変わることは確かです。

 

日本

赤・橙・黄・緑・青・藍・紫の7色

アフリカ(アル語族)

赤・橙・黄色・黄緑・緑・青・藍・紫の8色

イギリス・アメリカ

赤・橙・黄・緑・青・紫の6色

ドイツ

赤・橙・黄・緑・青の5色

インドネシア(フローレス島)

赤・黄緑・緑・青の4色

台湾

赤・黄色・紫の3色

南アジア(バイガ族)

赤・黒の2色

 

同じ虹を見ていても、こんなに見え方が違うのは
不思議です。
 

見え方の違いのほか、考え方の違い、環境によって
(色をどこまで分けるか等)も大きく影響しています。
 

 

色に対するイメージ

日本では・・・?
赤は、情熱の色、ピンクは女性的な色と大多数の人は
感じていますが・・・?
 
実は、特定の色に対するイメージも世界では、ずいぶん
差があります。
 
一例を見て見ましょう。

赤色の感じ方

赤色の感じ方
オーストラリア 先住民 大地、地球
ケルト民族 死、来世
中国 幸運、祝賀、召集
ヘブライ人 犠牲、罪
インド 純潔
日本 情熱・炎・生命力・興奮・勝利
南アフリカ
東洋 新婦によって着られるもの、幸福、繁栄
西洋 興奮、危険、愛、情熱、停止、クリスマス
バレンタインデー

 

 

黄色の感じ方

黄色の感じ方
中国 滋養、忠誠
エジプト
インド 商人
日本 勇気
東洋 悪に対する試練、死者のための色、犠牲、帝国
西洋 希望、運、臆病者、弱さ、タクシー

 

 

緑色の感じ方

 

緑色の感じ方
中国 「緑の帽子」は妻を寝取られた男性、厄除け
インド イスラムの色
アイルランド 国の象徴、宗教(カトリック)
イスラム 真理
日本 生命
東洋 永遠、家族、健康、繁栄、平和
西洋 春、誕生、移動、お金、聖パトリックデー、クリスマス

 

 

赤のイメージは?

  • 日本・・・情熱
  • 中国・・・幸福

 

 

優雅な色は?

  • 日本・・・紫
  • 欧米…黒

 

似たような感じ方はありますが、しかしこんなにも
感じ方が違っていたとは驚きです。
 
言葉や生活習慣と同じで、日本で当たり前だと思っていた意味が
世界では通用しないこともあるのです。
 

 

同じ色を見ていても国によって見え方や感じ方が
違うのはなぜでしょうか。

様々な要因はあるかもしれません
しかしその中の大きな要因は3つあります。
 

 

文化や歴史による違い

例えば日本には、西暦603年に聖徳太子が作った官位制度「冠位十二階」と
呼ばれるものがあります。
 
冠位十二階は「徳・仁・礼・信・義・智」の儒教の徳目で
分けられたもので、「紫・青・赤・黄・白・黒」の冠の色に
それぞれ濃淡をつけ、大・小をつけて区別しました。
 
この中で一番、位が高い色が紫でした。
 
そのため日本では 「紫=高貴・尊い・優雅 」といったイメージが
強くあると言われています。
 
歴史や文化によっても、色へのイメージが変わることがあります。

 

 

黄色は日本では明るく未来に向かうような色ですが
エジプトでは喪を表します。
 

このように、歩んできた歴史や長年培ってきた文化によって
色に対するイメージが大きく違うことがあります。
 

このように、同じ色でもイメージが違ったり
イメージから連想する色が違っていたりするのです。
 

 

なぜ国によって違いが出るのでしょう?

まず、太陽の光によって見え方が違う、色の見え方は
太陽光の波長によって変化します。
 

また、色の見え方によって好みの色にも差が出てしまいます。
 
日本でも、北海道と沖縄では、建造物やお土産もの、服などで
ずいぶん色に違いがあります。
 
世界的に見ても、南国では空や海の色と合う鮮やかな暖色が好まれ
北欧などでは色みを抑えた寒色系が好まれる傾向にあります。
 
このように、環境によっても色の嗜好は左右されるのです。
 

 

目の色によって見え方が変わる?

人間は人種によって目の色が違い、それによって光の感じ方や
色彩感覚が影響を受ける場合があります。
 
光の感じ方はメラニン色素の数によって変わります。
 
メラニン色素は黒茶色をしていて、太陽光に含まれる有害な
紫外線から肌や目を守ってくれる役割があります。
 
メラニンが多く含まれる、目の色が黒いアジア人より
目の色が青い白人は2倍眩しく感じているそうです。
 
そのため、国によって電気の明るさが違ったり、白人の多くの人が
サングラスをしていたりするのです。
 
このような眩しさの違いにより、色彩の好みが変わることがあります。
 

これは経験上言えることですが・・・?

ブルーの瞳を持った人は・・・?
ブルーの色味を数多く識別できるように感じます。

またブルーの色が好きです。
 
瞳が淡い茶系の色味の人は・・・?
白からベージュにかけて淡い色味を識別できるように
感じます。
 
いずれにしてもインテリアの壁の色味を、真っ白にする人は
いません。白と茶色をまぜて・・・パット見白に見えますが
 
ベージュ系の白だったり・・・とぬくもりと目に優しい色を
好みます。
 
またピンク系の白も幅広くあります。
壁を見ていると白なのですが・・・壁周りの額を
見ている内に・・・壁が白系ピンクを感じて来たりします。
 

目の錯覚が引き起こすのでしょう。誰もが知っている?

 

2つのピンク色の円は同じ大きさですが、周りの円の
大小によって、左が小さく右は大きく見えます。
(エビングハウス錯視現象)
 
どうしても・・・右のピンクが大きく見えてしまいます。
 
黒い瞳は・・・?
光に強く、色々な色味を感じることができるかも知れませんが
同系色の識別に弱いように感じるのは僕だけでしょうか?
 

 

太陽の光による違い

色の見え方は太陽光の波長によって変化します。
 
赤道に近づくほど赤みが強調され、赤道から離れるほど青みが
強調されるという特性があります。
 
そのため、国によって自然界の色みが変わってしまうことがあるのです。
 

 
色の見え方によって好みの色にも差が出てしまいます
また、晴れた日と曇りの日では景色の見え方が違います。
 

つまり日照時間の長い国・短い国でも色の見え方に差があり
これが国・地域ごとの色の好みにも大きく影響しています。
 
南国では空や海の色と合う鮮やかな暖色が好まれ、北欧などでは色みを
抑えた寒色系が好まれる傾向にあります。
 
このように、環境によっても色の嗜好は左右されるのです。

 

 

tomio23