アイデアの出し方（発想法のフレームワーク＝マンダラチャート）

アイディアの出し方

フアッションデザイナーも美容師も常に流行を意識して
アイディアを出していかなければならない仕事の一つです。

しかし、いきなりアイディアを出そうと思って、一人で考え込んでも
そう簡単に出てくるものではありません。

ヘアに関して言えば・・・
どれだけ多くのヘアスタイルを見たか、本を読んだか
環境の異なる国や街で観察したかが、とても重要で

自分の頭のなかで、いくらアイディアを創り出そうとしても
蓄積された経験や考えなしでは・・・

ハッキリ言って大したものは出てこないと思ったほうがいい。

引き出しがたくさんできるまでは、何年もかかるわけで・・・

今すぐ、なにかいいアイディアが欲しいとなったら
どうすればいいか？
それは、ほしいと思う場所や通りに出て、盗むしかない。

ファッションデザイナーも、色々な国や自分の感性に
合ったものを、古着や、ビンテージを買い込んで

ばらしては、研究し、今の時代の素材や柄をプラスして
ニューモードとして発表しているこ事が多いのです。

アイディアの根本は融合

ファッションもヘアメイクも創作するときのアイディアの
出し方は、幾つかの物を融合することや、テーマを決めて
それらを肌で感じたり、時には行動をする事でアイディアの

ヒントが出てきたりして、新しいものに生まれ変わってきて
いるように思う。

例えばスティーブ・ジョブスが作った、iphoneだって
デジカメと電話を融合してプラス ウォークマンをくっつけた
商品として、優れたアイディアになった。

すごかったのはアプリを自由に作らせ、中に取り入れることで
便利なものになった、それこそアイデアであり企画力みたいなもの
これを考え出したのはすごいと感じた。
 

アイデアの出し方（発想法のフレームワーク）

先日テレビで、野球の「大谷 翔平選手」は夢を叶えるため

高校1年生のときに必要な行動要素をあげ「目標達成シート」に
まとめていた事が紹介されていた。

これをテレビで見た時に思い出したのが、目標達成や、アイディアを
出す時、新しい商品のアイディアを出す時も「マンダラチャート」
が使えることを、思い出した。
 

目標シートの元は「マンダラチャート」

大谷翔平選手が書き込んでいた目標シートは正に
「マンダラチャート」です。

マンダラチャートの名前の由来は「曼荼羅」から来ています。

「曼荼羅」とは、仏の悟った境地、またその境地に備わる
功徳を仏像やシンボルなどを用いて視覚的・象徴的に表した
絵画を指します。

「曼荼羅」の一般的な構成は、中心にメインとなる偶像が配置され
周囲に複数の偶像が配置されているもので、ある規則性を
持って配置されているのが特徴です。

曼荼羅は仏教の世界を1枚の絵で表すものであり全ての偶像が
お互いに影響しあって1つの世界を形成していることを意味しています。

フレームワーク＝「マンダラチャート」

「目標達成シート」は大谷翔平の高校時代の
監督佐々木洋氏からの教えで作られたものです。

これを高校時代に書き込み、ひとつ、ひとつを実行に移した
と言うことですから　すごい！！としか、言いようがありません。

「3×3の9マスの枠」で構成される「目標達成シート」は
「マンダラチャート」と呼ばれています。

何かを作るためには、それを構成する要素が必要であり

それらの要素は密接に通じている・・・と言うことをシンプルな形で
まとめた「マンダラチャート」は、目標設定や会議における議論の
整理、アイディアを出す、事業計画立案など、あらゆる分野で応用できます。
 

美容師の目標設定

一つ例にすると、シートの中心に「なりたい自分」を
中心に置くと「目標設定シート」になります。

まず成りたい自分を中心に置き、そのテーマを
達成すための、要素を8つ考えます。

この例では 「カリスマ美容師」になりたいといった目標を
中心に置き、その目標に必要と思われる８つのマスを
書き進めます。

この時、どうしたら良いかわからない場合、憧れの人にインタビューして
自分の考えをまとめても構いません。

ようは、カリスマ美容師に必要な要素を絞り込んでいきます。

８つの要素を中心に置き、今度は書き込んだ８つの要素を、中心に置き
またそれを達成するためにどうするべきかをまた８つ書き込みます。

こうすることで、より具体的になり、今日は、どうすれば良いかが見えてきます。

例えば、美容師の場合、技術も大切ですが、多くの人から人気を
得るためには、自分自身の「人間性」の向上が必要になります。

大谷選手も書き込んでいるように「人に対しての思いやり」だったり
見えない所もキレイに掃除する「四角部屋を丸く掃除しな」など

掃除は人間性の向上にも繋がり「運」にもります。

このように矢印に沿って９マスを生めていき完成させると
大谷選手が作っていた「目標設定シート」ができあリます。
 

発想のフレームワーク

このように、初めの９マスの「中心に」何を置くかによって
その枝葉が中心になり「マンダラチャート＝フレームワーク」は
完成します。

マンダラチャートを日常と照らし合わせながら作成することで
毎日、自分が何を優先事項においているのか無駄な時間はないか？

など時見えるようになります。