多くは顔の形から・・・似合う髪型を割り出した提案が多いように思う。しかし根本は、そう言うことではないのかもしれない。
なんとなく世のに寄り添っていたい、流行を追っていたい、男性ウケを狙っていたいと言った理由で無難な髪型を選ぶのは、非常にもったいないことだと、僕は考えています。
自分を表現する手段として、あるいは美容の武器として髪型を利用しない手はありません。
髪の毛は、洋服を脱いでも、メイクを落としても残るのは髪型です。
目次
そもそも「自分に似合う理想の髪型」って何なのでしょう?。
顔の良さを引き立てている。自分の顔型にあっている・・・?
あるいは、顔型に合わせて補正しているヘアスタイルと言ったことや、イメージした理想の女性像に近づけている、コンプレックスをカバー出来ている事?
長さ·重さ·前髪の有無·自分の雰囲気が思った通りのヘアスタイルなっていること?
美容師なら誰でも持っている才能のように思われていますが、技術にこだわりお客様の本音を見逃し注文通りにしか髪型をつくることができない人・・・と
お客様の少ない情報から、あなたの表向きの顔に隠した、本当の顔を見つけ出し、イメージしてデザインできる人、いわゆるデザイナーの感覚を持った人がいます。
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例えばジーンズにシンプルな白のTシャツを着て鏡の前に立ってみよう。
ヘアスタイル(髪型)が自分に馴染んでいたら、白いTシャツ一枚だけでも、その人らしさが出ます。もしに似合ってないと、違和感を感じたなら、似合わない理由を考えて書き出してみてください。
原因を追求し解明できる人が、さらなるステージへと前進していけるのです。
- 髪型が浮いて見える。
- 個性のないエキストラのような外見になっている。
など・・・そうやって洋服やメイクなど付け足し美容をまとった自分ではなく・・・削ぎ落として残った自分と向き合って見るのです。髪を下ろしたり、まとめたりしてみます。
自分では輪郭に自信がなかったのに、髪を後ろで結んでみたら、意外と輪郭を、もろに出しにしたほうがきれいに見える。身長も高く見える。と言った。色々な発見があります。
自分では「広いおでこ」が嫌で隠したいと思っていたところを・・・生かすことで人にない個性となって皆の評価が自信になり、気分が変わるかもしれません。
もともと持っている自分の個性から魅力を引き出すと、古くならない自分の個性が見つかるはずです。
そこを原点に”なりたい自分”に向けて洋服やメイクを付け足してください。本人の個性から導き出された素敵な髪型を手に入れると、人生が変わります。
髪型を変えてキレイになれない人はいません。
では、髪型を変えると、印象が変わるだけでなく、なぜキレイになるのでしょう。
それは・・・?
髪型が変わる→雰囲気が変わる→周りからの見る目が変わる→服装やムードが変わる→振る舞いも変わり→気分も変わり→自信になる。からなのです。
例えばサイズ感とは・・・?
長い髪を、10cm切るのと20cm切るのでは、その人の雰囲気がどう変わるかと言うことです。きょくたんな話、前髪を1cm切ったのと2cm切ったのでは雰囲気はガラリと変わります。
髪の長さが変わるたびに印象がガラリと変わり、女らしさ、可愛らしさなどを表現することができます。どの長さが今のアナタのなりたい女性像なのでしょう?
洋服で言うと、ピッタリサイズと、あえて大きめを選んでサイズ感を楽しむような使い方です。自分では、Sサイズの洋服が似合うと思っていたけど、メンズのパーカを着たらおしゃれに見えた。と言ったことは・・・髪型でも起こります。
「髪切ったの?」ではなく「あれ、今日はいい感じ、髪型変えた?」と周りがざわつくようになると。
髪の毛を切ったという事実より、印象が変わったことのほうが全面に出てきます。そういった周りの評価を得ると、自信が付き、メンタルが変わるのです。
髪を切る行為は勇気のいることです。しかし髪型を変える行為は、”なりたい自分”に向かって自分の一部を変える行為です。
そして実際髪型を変えて周りの評価が上がることで、自分に自信がつき、外見だけでなく内面が変わっていきます。
スピリチュアルより・・・髪型を変えることが先決です。髪型とメンタルは深くリンクしているのです。
例えば、分け目をつけることで、異質のものを共存させることができます。同じカット同じパーマ、同じスタイリング剤、同じメイクでも、分け目を入れることで、印象は驚くほど変わります。
実はパート(分け目は)はデザインを変化させるときの支点になります。
- パートは左右のバランスを取ってくれます。
- パートはときにウェストの意味を持つことがあります。
- パートをつけることで、今ある素材を生かしながら印象の違いを表現することができます。
あなたは、どこにパート入れたときの印象がシックリきたのでしょう。
お客様の覚悟なくしては、人生を変えるほどの髪型を手に入れることはできません。
それだけに、担当する美容師も覚悟を持って接します。