QRコード決済の主要4サービスを、手数料から導入メリットまで、お店で導入すべきか?待つべきか?

まずは知っておきたい、QRコード決済の基礎知識

今やお店を経営している人は、導入すべきか、どうか迷っている人も多いハズです。しかし変化を恐れて、波に乗り遅れると、経営危機になりかけない状況です。

 

スグに取り入れるべきでしょう。それでなくても日本は取り組みが遅いです。オリンピックを控え、一気に導入点が増えています。

 

東京中心部では、小さいお店でもQRコード決済用の読み取り用、小さな立て看板をレジの横においてるお店が多くなりました。

 

 
 


 

 

QRコード決済とは、仕組みや導入のメリット

QRコード決済は、主に店舗が提示するQRコードを、お客様に読み取ってもらう方法と、お客様のスマホアプリに表示されたQRコードを店舗が読み取る方法の2通りがあります。

 

お客様はQRコード決済アプリに、あらかじめクレジットカードや銀行口座を登録しているため、現金がなくても買い物が可能です。しかもなれるととても便利です。

 

 

QRコード決済を導入するメリット

1.初期費用が抑えられる。

従来のクレジットカード決済をするためには、クレジットカードの情報を読み取る、CAT端末が必要です。購入する場合は高いものだと10万円程度の初期費用が発生します。

一方QRコード決済は、専用端末を購入しても、4万円程度で済ませられ、またスマホなどのタブレット端末を決済に用いることができます。クレジットカード決済に比べると初期費用が抑えられ、小規模店舗にも導入しやすいと考えられます。

 

2.集客が期待できる
QRコード決済サービスの中には、お客様向けに利用額に応じたポイント付与や、ポイントアップ・キャンペーンなどを行っています。

例えばお客様が「楽天ペイ」のQRコード決済機能(アプリ決済)を使うと、楽天スーパーポイントが付与されます。このポイントは全て楽天が負担してくれるので、店舗にコストはかかりません。

お客様向けのサービスが豊富なQRコード決済を導入しておくだけで、ポイントを活用したいお客様を呼び込んだり、リピーターになってもらったりできる可能性があります。

 

3.お客様に直接アプローチすることも可能
QRコード決済サービスの中には、店舗を利用してくれたお客様に店舗独自のクーポンやセール告知を配信できるものもあります。

「LINE Pay」の場合、QRコード決済を利用するお客様は必ずLINEアカウントを持っています。支払いをきっかけにお客様にLINE@の友だち申請をしていただけば、メッセージやクーポン配信ができるようになります。

 

4.売上をデータ化できる
QRコード決済の購入履歴や売上は、自動的にアプリに記録されます。リアルタイムで売上管理ができるため、早め早めの対策を打ち出しやすくなります。また月末の事務作業を減らすこともできます。

 

5.クレジットカード取り扱いの安全性が増します
QRコード決済の場合、クレジットカード決済のようにカードを店員が預かる必要はありません。カード自体に触れることがないので、「カード情報を店員に盗みとられた」などと疑われるリスクを軽減することができます。

またお客様にとっても安心感を与えることができます。

 

QRコード決済を扱う4社のサービス比較

店舗がQRコード決済サービスを利用するときの、使用条件やメリット

QR決済の決済手数料(店舗)
LINE Pay 無料
※LINE Pay店舗用アプリ、プリントQR、据え置き端末が対象 ※2021年8月以降2.45%~Star Pay端末 : 3.45%
楽天ペイ 3.24%
Origami Pay 3.25%
PayPay 無料
※読み取り支払いのみ対象
※サービス開始日より3年間。有料化の際は告知予定

 

お店側に撮って売上が大きくなると決済手数料は、馬鹿になりません。期間を設けて「無料」の期間があり選択肢に入れても良いのかもしれません。

 

入金サイクル(店舗)
LINE Pay 当月末締め、翌月末入金
楽天ペイ 楽天銀行の場合…翌日入金
その他の銀行…入金依頼日の翌営業日入金
Origami Pay 当月末締め、翌月末入金
PayPay 月末締めor累計決済金額が1万円以上で締め可能
ジャパンネット銀行の場合…翌日入金
その他の銀行…最短翌々営業日入金

 

売上金の入金は、クレジットカードの場合1ヶ月待たなければなりませんが、「楽天ペイやPayPay」は翌日入金されます。

 

使用端末(店舗)
LINE Pay ・店舗用アプリ(スマートフォン、タブレット)
・専用据置端末
・StarPay端末
・オンライン決済
・プリントQR設置
・POS改修&連携
楽天ペイ ・店舗用アプリ(スマートフォン、タブレット)
・プリントQR設置
・オンライン決済
・クレジット/電子マネー用専用端末(使う場合)
Origami Pay ・店舗用アプリ(PC、スマートフォン、タブレット)
・プリントQR設置
・支払い/売上管理アプリ(iPadを持っている場合)
PayPay ・プリントQR設置
・ POSレジ改修&連携
・売り上げ確認用画面(PC、タブレット等)

 

POSレジも兼ねた物もあり、使用端末も無料提供機関など、今がチャンスかも知れません。

 

決済方法の種類(店舗)
LINE Pay ・店舗がQRを提示し、ユーザーが読み取る形
・ユーザーがQRを提示し、店舗が読み取る形
・既にプリントされたQRをユーザーが読み取る形、他
楽天ペイ ・店舗がQRを提示し、ユーザーが読み取る形
・既にプリントされたQRをユーザーが読み取る形
Origami Pay ・ユーザーがQRを提示し店舗が読み取る形
・既にプリントされたQRをユーザーが読み取る形
PayPay ・店舗がQRを提示、ユーザーが読み取った後に
ユーザー側で金額を入力する形
・ユーザーがQRを提示し、店舗が読み取る形

 

テンポの規模や置き場所、扱いやすさ、お客様の利便性など検討して導入しましょう。店舗がQRを提示したものを、ユーザーが読み取った後にユーザー側で金額を入力する形などあります。

また、ユーザーがQRを提示し、店舗が読み取る形式などどの方法が向いているかを検討してみましょう。

 

 

導入の強み(店舗)
LINE Pay LINEさえ持っていれば使える決済なので、お客様の導入ハードルが低い。また、店舗アカウントがLINEの友だちに追加されるため、お店の情報を配信することが可能。
楽天ペイ お客様が楽天ポイントを利用して支払いができるので、
ポイントが使える・貯まるお店としてアピールができる。
Origami Pay 中国人観光客が主に利用する「Alipay(アリペイ)」に対応しているので、インバウンド対策に◎。
また、一度決済をすると、お店の情報やクーポン配信など、リピーター獲得のための施策が打てるようになる。
PayPay 『読み取り支払い』なら決済手数料も入金手数料も今なら0円※。Alipayも対応、こちらも期間限定で決済手数料0%。
ソフトバンクとYahoo!が作ったサービスということで知名度からの安心感がある。※決済手数料は3年間、入金手数料は2019年9月30日まで

 

中国人観光客や旅行者が増える事が予想されるお店は「Origami Pay・PayPay」はオススメです。

 

 

ユーザー(お客様)の利用条件や使用するメリット

お客様にメリットがあるほど、認知・拡大が早くなります。お客様側のメリットも頭の片隅に置いておきましょう。

 

QR決済利用時のポイント還元(ユーザー)
LINE Pay マイカラーに応じて3.5%~5%
※2019年8月以降は0.5%~2%
楽天ペイ 200円につき1楽天スーパーポイント
楽天カードを登録していれば、100円につき1ポイント
Origami Pay なし ※代わりにクーポンがある
PayPay PayPayボーナス0.5%

 

お客様にとってポイント還元は魅力です。特に女性客はポイントを重視します。

 

      1回当たりのコード決済額の上限(ユーザー)
LINE Pay LINE Money(本人確認済) 1回:100万円
1ヶ月:上限なしLINE Cash(本人確認が未確認状態)
1回:10万円  1ヶ月:10万円
楽天ペイ 1会計2万円まで(レギュラーランクは4千円まで)
※ローソンで使う場合のみ例外あり(1会計4千円、ポイント利用も2万ポイントまで、レギュラーランクは4千ポイントまで)
Origami Pay 税込100万円未満
PayPay 加盟店により異なる

 

 

 

料金の支払方法(ユーザー)
LINE Pay チャージ残高から支払い
※プリペイド方式:コンビニやATMからチャージ/登録した銀行口座からチャージ
楽天ペイ 登録したクレジットカードから支払い
Origami Pay 登録したクレジットカードもしくは銀行口座から支払い
PayPay チャージ残高、Yahoo!マネー、クレジットカード

引用先詳しくは→ ピピッとチョイス

コンビニなどからチャージできて、金額が少なくなったら、追加チャージするシステムだと、幾ら使ったか、残高もわかり、使いすぎを防いでくれる役目もあり日常は便利です。

 

どのQRコード決済サービスを導入するべき?

お店としてはどうしても気になるのが・・・「決済手数料やコスト」

 

「とにかく決済手数料を安く抑えたい」という方におすすめなのは「PayPayかLINE Pay」です。LINE Payでは3年間決済手数料が無料という大胆な方策を打ち出しています。

 

 

ソフトバンクとヤフーが2018年秋に開始したQRコード決済「PayPay」も、3年間の決済手数料0円を謳っています。(それぞれに無料の条件あり)

 

 

 

 

まとめ

やはりインターネットの普及によりネットショッピングが広まったことや、実店舗での支払いの際、小銭を持ち歩かなくて済むこと、高級レストランなどでのクレジットカードでの支払いに不安がひらがったことでしょう。

 

ここ数年に掛けクレジットカードからスマホ決済へとキャッシュレス化のトレンドが変わろうとしています。現に今年にはいいて多くのお店が対応しています。

 

中国ではすでにスマホ決済が普及しており、現金での支払いができない店舗も増えているほどです。今どうしてスマホ決済に注目が集められているのか。それはスマホ決済は手数料・導入費用が非常に安く店舗側にもメリットがあります。

 

例えば楽天ペイだと手数料は3.24%で専用のカードリーダーも維持費も必要ありません。
スマホかタブレットがあれば、店舗決済が可能などです。

 

店舗側としては・・・?
お客様の要望に答えるためにも、早めの導入が、利益を生む鍵かもしれません。

 

 

 

 

tomio23