最近7kgも痩せたのに、痩せたね！とは中々言ってもらえません。
多分、僕自身太っている時も、痩せているように見えるよう洋服や、色には
気を使っています。
多分実際の体重よりは4,5kg痩せて見れれているようです。
これはいつも得した気分です。
その理由は収縮色と、シルエットだと思っています。
これだと多分10kg位、痩せて初めて、「少し痩せました？」とか
言ってくれるのでしょう。
目次
碁盤の碁石は白と、黒があります。
収縮色とは、実際の面積より小さく見えてしまう色のことです。
明度の低い色や、寒色系の色は収縮色です。
最も明度の低い黒は、一番収縮色する色と言えます。
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つまり、やせ色は黒、ネービー、ダークグレーなどがあります。
僕自身はこの色系をファッションの基本色としています。
以前仕事柄、人前に立つことが多く、デザイナーとして少しだけ外れた感じと
清潔感、そして、僕にとって厄介だったことはスリムに見えることでした。
膨張色は、逆に白や、茶系、黄色、などの暖色は膨張色です。
あざやかな色（彩度の高い色）も膨張色ですので、着太りに注意が必要です。
自分の体型の、バランスで悩んでいる人
自分の体型バランスで悩んでいる人は、悩むことより、自分の体の
特徴を受け入れ、個性として、色の組み合わせや、シルエットを研究する
だけで随分見た目は変わります。
足を長く見せたかったら、膨張色を下半身に使い、上半身は収縮色を来て、バランスを
取るのも一つの見せ方です。
実は印象はシルエットで変わります。
パルテノン神殿のコラム（円柱）はエンタシス（下部あるいは中部から上部に掛けて
細くした形状）になっています。
不思議なことに法隆寺の支柱も同じ作りで銅張りと呼ばれています。
多分ギリシャ建築を知っていたのか、マネたのか定かではありませんが、
エンタシスを取り入れています。
エンタシスは、膨らますことが目的ではなく、直線に見えるように
することが目的でした。異常なほどにギリシャ人は人間の視覚にこだわった
彼らは、人間の眼の、「錯覚」を極度に嫌い、何としてでも克服したいと考えたそうです。
神聖な神像や神殿造営に当たって彼らは、参拝者の視線に細心の注意を払いました。
アテネのパルテノス女神やオリンピアのゼウス神像を造るとき、見上げて違和感が
ないよう上半身を少しずつ大きくするアイデアを取り入れています。
現代では太って見せたい人より、スリムに見せたい人がほとんどです。
その場合、単純に胴部がくびれているような、シルエットの服を選べば
くびれて見えます。
しかし胴部が弾けるほど、密着するのは逆効果になりますので、
くびれたデザインと、胴部に少しゆとりをもたせるのがスリムに
見せるコツかも知れません。
女性のファッションで言えば、クリスチャンディオールが発表した有名な
Aラインのシルエットがあります。
肩から裾に向かって広くなっていくシルエット、大文字のAをイメージさせるのが
特徴のワンピースです。
この裾広がりの両サイドのラインが内反りすると、さらにスリムに見えます。
ちょうどコカ・コーラのボトルが内反りのスリムなシルエットのように・・・・
タイトスカートも、裾が少し内反りになっているだけで、細く見えます。
女性のジャケットもウエスト部分が少し上目で縛られ、フリルのように
ヒップにかけて広がるようなデザインのスーツは、未だに人気があります。
洋服のシルエットで誰しもスタイルよく見えるからです。
1936年ナチス政権下のベルリンオリンピックのフランスチームの制服が
以前デザインナーの間で洋服のデザインが綺麗ということで、
個性的なブディックで動画を流していた事があります。
パリのクリニャンクールのヴィンテージショップは、今でもその頃の
洋服が高値売買されています。
多くのヴィンテージショップの中でも、特に僕が好きなのは
ヴォレットゥ・ギャルリー・ファルフィレットこの店には
パリに行くと必ず立ち寄っています。
男性でもここのヴィンテージの洋服を見ると、洋服デザインのイメージ
湧いてきます。
ロンドンでも多くのファッションデザイナーが、アシスタントを連れ
ヴィンテージファッションを買い、あさっているところを多く見ました。
ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood) の女性スーツは
これがヒントといえるほどシルエットは似ていますが、そこに彼女らしい
ポッケットのデザインや、基本は変えず今のデザインに変化しているのは
見事です。
男性のシャツも最近やっと女性のように、ウエスト部分や、横から見た時
ヒップにかけてのラインがデザインされるようになりました。
またシャツは袖ぐりと、袖が細くなっただけで、体のシルエットが
スリムに見えます。
コカ・コーラーのボトルのようなラインがスーツでもスタイルよく見せ
男性、女性とも綺麗に見えます。
気に入ったデザインの洋服をバンコクでコピーさせて、何着も作らせ
仮縫いの時に何か雰囲気が違い、何が違うのか？良く見比べる内に
洋服の裁断や生地の使い方など自然に覚えました。
男性の場合サイドを絞ったラインにしてお腹まわりの前側の生地を
少し大きめに多く使うことでも、細く見えます。
サッカー日本代表 新監督ヴァイッド・ハリルホジッチ氏の日本が提供している
スーツの横から見た、背中からヒップにかけてのラインはさすがに綺麗なラインを
描いています。
ぜひ注目してみてくださ。スーツやシャツまでも、このラインが重要です！
ラインが横か、又は縦かによっても、見え方は違います。
シルエットではカバーできない分ストライブを、選ぶかボーダーを選ぶかによって
見え方が違います。
ボーダーのシャツはいつの時代も、一枚欲しいところですが
太って見えます。
しかし使い方によって、縦に短く見えるので足を長く見せるには
有効です。
僕のようなぽっちゃり体型には、インナーとして着る、もしくは
スカーフなどで目線を変えるとか、合わせるには以外に難しいです。
逆にストライブは細く見せます。
メイクアップやヘアデザインを勉強したお陰で、顔を細く見せる方法など
洋服のデザインと共通する部分は数多くあり、洋服のコーディネートには
役に立っています。
だからといってセンスがある洋服を着ているかは？
又別問題です。
男性ですと白いシャツにストライブがら、センターにネクタイやスカーフを
持ってくるだけで、体を細く見せることに気づきます。
又白いシャツの横部分を細く見えるようプリント柄に、するだけで凄く
細く見えると思います。
あなたはこのライン、どのように感じますか？
目の奪格で、実際は3本のラインすべて同じ長さです。
ABとBCではどちらが長く見えますか？
BC の方が長く見える人が大多数だと思います。
実はこれも同じ長さなのです。
ここで言いたいことは、
あなたが実際に見ているものでも目の錯覚で長さが
違って見えるのです。
これも、実は真ん中のオレンジの円は同じ大きさです。
錯覚を利用したコーディネートは、当然考えられます。
目の錯覚については
カットデザインがうまくなる 一番のポイントでも説明しています。
興味ある方見て下さい。
https://tomio23.com/archives/2376
また重心位置も、着痩せには大変重要です。
手軽に着やせができる、この重心アップのテクニックは、
高い位置にポイントをつけるだけで細く見えます。
もちろんベルトの位置を少し上にポイントを持っていくだけで足が長く見えたり
また細く見せることができます。
これ全て、目の錯覚です。
シルエットとチョットしたデザインの違い、そして収縮色で、見た目の
スレンダーな感じは出すことができます。
自分の気になる体型を、色選びと、デザイン（シルエット）選びで
体重５〜６kg減に小さく見せることに挑戦してみてはいかがでしょうか。
