今年も(鼻水)花粉症に悩まされた。なんとか薬を飲まないように頑張ってみたが水のような鼻水が出て止まらないのは辛い。
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そこで、どうして鼻水が出るのか、そのメカニズムを知ることにした。
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人間の体には、体内に侵入しようとした外敵を取り除こうとするはたらきが備わっています。
鼻は口と並んで空気を取り込む“吸気口”ですが、通常、取り込む外気は体温よりも低温で、乾燥しています。さらに、ホコリなども含まれるため、そのまま体内に入るとからだへの負担が非常に大きいのです。
そこで、空気を鼻から吸い込んだ際、鼻腔内で温度を調整・加湿するとともに、細かいホコリなどを除去するといった処理をしてから肺に送ります。いわば、からだの「加湿空気清浄機」のような働きをしています。
鼻腔内では常に粘液が分泌されることで、適度な湿り気が保たれています。ところが、鼻粘膜にウイルスなどの病原体や花粉などの異物がくっつくと、それを排出しようとして粘液が多量に分泌され、鼻から出てくることがあります。これが、いわゆる鼻水です。
例えば、花粉やホコリ、ウイルスなど、体内に侵入しようとした外敵を取り除くために、鼻水で洗い流そうとしたり、くしゃみで外に吹き飛ばそうとしたりする。
ただ、人によっては、ある特定の異物に入ってこられると、このはたらきがいき過ぎて過剰な反応(アレルギー反応)を起こします。花粉症は、からだに侵入した花粉を、敵と認めて反応してしまう過敏な体質の人に起こるのです。
スギ花粉の増加・・・昭和30年代ころに、盛んに植林されたスギが成熟し、花粉を多く付けるようになったことに加え、その建築資材としての価値が下がり、手入れもされないまま放置されていることが、花粉の飛ぶ量が増えていることと関係しています。
鼻水が出る原因が花粉症の場合と風を引いている場合があります。まずこれを見極めます。
風を引いて出ている、ウイルスや細菌が原因の場合は、体がウィルスを外に出そうとして出ているので、無理に止めようとしないで出してしまいましょう。
黄色っぽい鼻水が出なくなるまで、しっかり鼻をかんで、ウィルスと細菌を出してしまいましょう。
花粉症のようなアレルギーの鼻水には、むしろ鼻が出ないようにすることが大切になります。いくら、かんでも出てきてしまう鼻水はやはり辛いです。
そんな辛い鼻水を、薬を飲まずに対処する方法をご紹介します。
鼻の中を「うがい」し花粉やホコリのアレルギー物質を洗い流す方法です。
「鼻うがい」は、鼻水を止めるだけではなく、風邪や花粉症の予防にもなるともいわれています。職場で鼻水がひどいときには、ぬるめのお湯で鼻うがいをします。本当は家で鼻うがい用の食塩水を作りそれで、うがいをするか専用液を購入するのも良いでしょう。
要は、鼻の中をよく洗うことです。鼻の中のムズムズが取れます。そして体を暖かくしましょう。
鼻の中を、まさに「うがい」のように洗い流す方法です。鼻をかんでも出にくい粘り気のある鼻水や、花粉やハウスダストなどのアレルギー物質を取りのぞく効果があるといわれています。
鼻に真水が入るとツーンとしますが、これは体液と水の浸透圧が違うために起こります。
そのため鼻うがいでは、体液と同じ浸透圧である、0.9%の食塩水を使って行います。人間の体温と同じか少し温かい36~38℃程にしたぬるま湯がいいでしょう。
【準備するもの】
一度沸騰させた、ぬるま湯
塩
洗面器やコップ
タオル など
① 水をいったん沸騰させて、人肌くらいのぬるま湯まで冷まします。
② 1リットルのぬるま湯に対し、9gの食塩を入れて溶かします。
(500ccなら4.5g、2リットルなら18g)この食塩水は使いまわすのではなく、鼻うがいをするたびに作るようにしてください。
③ 前かがみの状態でやや顔を横に傾けて、片方の鼻を指で押さえ、もう片方の鼻から食塩水を吸い込見ます。このとき食塩水を飲み込まないように注意しましょう。
④ 流し込んだ食塩水を、鼻から出します。どちらの鼻からでも構いません。慣れてきたら口から出してみましょう。
⑤もう一方の鼻でも、3・4回行います。
やりすぎは注意!1日1~2回程度にしましょう。1回の鼻うがいでは2~3度繰り返し、ヌルヌルした感じがなくなるまで行います。
鼻うがいに慣れてくるとスッキリして気持ちがいいのですが、1日1~2回程度にしましょう。(1回は200ml程度で十分です)
生理食塩水だと鼻うがいしても辛くないです。
ワセリンは保湿効果の高い製品ですので、そのワセリンが、実は花粉症対策としても使える事知っていましたか?
肌に使ったり鼻に使うのは「白ワセリンが」が良いでしょう。
・顔全体に薄く塗る
ワセリンを手に取り、手のひらに伸ばしてから、薄く顔全体に塗ります。花粉で肌全体が乾燥してしまっている人に効果的です。ナイトクリームとしてとても効果的です。
・目のまわりに塗る
目に入らないように気を付けながら、涙袋あたりを中心に塗ります。
・鼻に塗る
鼻の内側に指もしくは綿棒で鼻の穴の中にも塗りましょう。こうすることで、鼻の中への花粉の侵入を防ぐことができます。鼻のあまり奥までやる必要はありません。また、鼻水の水を弾くので出るのも抑えることができます。
特に海外では乾燥がひどく花粉症に効くこともありほとんどの人が持っている必需品です。
もちろん、鼻毛を見た目からカットしすぎるのも問題です、鼻毛は体内に侵入しようとした外敵をブロックする役目があります。
くしゃみを2~3回繰り返すと寒気がします。体が冷え性の方もアレルギー性鼻炎になりやすいと言えます。体を温めることも大切です。
また温度差に注意しましょう。寝起きや外出時には、マスクをして、外気や花粉、ホコリのアレルギー物質を吸い込まないだけでなく、冷気も吸い込まないほうが良いでしょう。
これらの方法も、一時的に鼻水の症状を緩和するだけで、根本的な治療になっているわけではありません。鼻水の根本的な治療をするには、やはり、病院に行くことが最良の方法になります。