この本を読破した。
ココシャネルと言えば知らない人を探す方が難しいぐら、有名ファッションデザイナー 女性ファッションに革命をもたらした。
ファッションデザイナーとしては・・・上流階級の女性をコルセットから解放し当時の上流階級ファッションの革命的第一人者。
もちろん、バックやシャネルNO.5の香水など、持っているという人も多いと思う・・・
僕はメイクアップで多くの化粧品を使用している。
あくまでも個人的な見解だが、コムデギャルソンの川久保玲もココシャネルの生き方、考え方に影響されているのではないかと感じるほど。
映画でも彼女の物語は数本見た。
そのストーリーは、孤児院を出てキャバレーで、歌手になろうと歌っていた。また、お針子をしていた25歳のシャネルが、大富豪のエチエンヌ・バルサンに見初められ、愛人として豪邸に囲われる話と、言った激しい人生を送っている。
エチエンヌ・バルサンの親友でイギリスの実業家ボーイ・カペルが、シャネルに資金援助し彼女を世に送り出すが二人の恋愛は結婚直前まで行きながら破綻し、ボーイが事故死する悲恋の物語でココの少女期からデザイナーとして成功し71歳のココなど・・・彼女の生き様が描かれていた。
だから当然この本も手にとって読みたくなった。
この本は「ココシャネルの99の言葉」というように、彼女の生き方の中で出てきた言葉を集めたもの
シャネルは常に「私はわたし」と1回きりの自分の人生を創造し続けた。
本の構成としては・・・?
1〜6に分けて、「私」として私はわたしから〜恋愛までに、別れて残された言葉が書かれています。
私
わたしのことを見て
「なに、あの女。変な服着て」
とみんな笑ったわ。でもそれが私。
そしてそれこそが成功の秘密だった。
みんなと同じ格好をしなかったからこそ。
私は自分の個性と行き方を貫けた。
どの言葉も僕の心に突き刺さる。
人生
他人の目や、評判なんて
どうでもいいの。
何より大切なのは
あなたが、
どんな人生を夢見たかということなの。
そして、何に向かって
歩んだかということなの。
僕の年齢になると本当その通りだと感じる。
創造
わたしは自分の歩む道を、自分で決めるわ。
だって、自分の人生だもの。
人はいろんなことを
言うかもしれないけど・・・
たとえ、その道が大変でも
自分で選んだ道なら納得できる。
それが人生ってものじゃない?
自分の決めた道は貫こうと決めていた・・・僕はこの言葉の中に見た。
美
年をとった女ほど
流行のなかで生きるべきだわ
気持ちが女を若返らす。
気持ちが女を綺麗にみせる。
・・・・・
恋愛
あの人は、
わたしの人生に訪れた最高の幸運だった。
あの人は、
私の価値観を認めてくれた。
あの人は、
わたしの意欲を高めてくれた。
恋愛とは・・・こんな人としたいもの
99の言葉はどれをとっても、素直な気持ちから出てきたものだと思う。だからこそ、説得力がある。 もっともっと素敵な言葉はたくさんある。
この本は、彼女の言葉と、ともにその生き様やポリシーが紹介されている。経験を積んだ人にとっては同じように生きたと、感じる人もいるだろう・・・また仕事、恋やファッション、年齢を重ねる上での悩み等、ありとあらゆる人生の局面で勇気づけられることだろう。
この映画が一番良かった。