人を育てる ベストを引き出す。
人を育てる
美容業は教育産業とも言われている。
もちろん美容専門学校に2年間通い勉強してくるわけだが
接客や、技術、販売、すべて実践で対応できるように
育てなければならない。
オリンピック選手を、よりトップレベルに引き上げるのも
コーチの力によるところが多いが・・・
しかしそこに集まってくる人たちの、まず「モチベーション」が
違う。
だからと言って育てるのが簡単だとはいいませんが・・・
育てるには段階(ステージ)があり、そのステージによって
変わる。
目次
人材を選べない組織でヤル気を起こさせるには
どうしたら良いのだろ?
僕自身、人にヤル気を起こさせるにはどうしたら良いのか
当初、四苦八苦していました。
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最も大切なヒントは過去の歴史に有るのでは無いかと
色々な伝記や指導者になったら読むべき本など色々読みあさった。
時には埼玉県の方で数店舗を経営しており
そこのスタッフは定着率がよく店での活気が違うと聞き
紹介でオーナーにお話を聴きに言ったことがある。
また、一般会社の幹部が勉強に行く、地獄の特訓などにも
参加して、良いと思った所を実践していった時期もあった。
人を育てる方法論
話を聴きに訪れオーナーに聞いた・・・・確かに強い結束力が
高まり、なるほどと感心させられたが・・・
自店には取り入れるのは難しいと考えた。
美容業の場合は・・・?
まずオーナーの技術を、身につけたいっと言った思いで
入店した人材は特に1~2人だったらコミュニケーションも
取りやすく、自分の心がけ次第では育てやすいと言えます。
これが5人〜10人レベルになると、最初にやるべきことは
チームの結束力を作ることから始まります。
人間が集まって組織になる。
ということは、あらゆる問題は「人間」の問題になります。
ある程度、むかって行く目的をハッキリして共有できるように
することだ、すべてはここから始まります。
美容師の仕事を例にとると
美容師と言う職業を選択する方々は「自分がキレイになることも
キレイにすることも好き」また「人の喜びを自分の喜びにできる」
と言った性質を持っています。
もしこの性質が無かったり、ないと感じる人は
必ず3年以内にやめていくでしょう。
ですから、同種の人々が集まり、同じ喜びを目指して
共に学んでいく、目的を共有することは難しことではありません。
経営者に必要なスキル
経営者に求められるスキル・・・?
マネージメント力
売る上げを伸ばすスキルと、投資と資金回収のバランス
美容師を集め、育て、辞めさせないスキルです。
ですから組織をまとめる経営者としては
右腕になる、幹部を育てることです。
美容師を育てるスキル
「美容師として成功するために必要な能力を上げなさい」と
聞かれたら一般的には「技術力」と考えるでしょう。
もちろん美容師に取って大切なのは美容技術であることは
間違いありませんが・・・
しかしそれは「美容師であるための条件」です。
成功する美容師の条件4項目
成功する美容師の条件は?
と聞かれると、僕自身は次の4つになります。
【1】 技術力
メインの技術力が優れている。相手の思いを探り当て
それを表現する技術を持ち合わせていることです。
これが劣る場合その他でカバーする事は大変こんなんな事になります。
【2】 営業力
営業力は(販売能力)とも言えます。
お客さまに好ましい影響をあたえることや、あらゆる提案に対して
好意的に受けてもらえる能力の強化です。
美容の場合、営業力は影響力ともいえます。
【3】 コミニケーション力
これは接客業でもあるためコミニケーション
能力は必須の能力です。仲間に対する場合もチームの向上にも
指導においても、この能力は大切で強化する必要があります。
お客様とのコミニケーション、スタッフ間、組織、家族間
どれをとってもこの能力が必要です。
この能力が高いと営業力も上がり、お客様から好意をもたれます。
【4】 人間力
自らの我を律し、協力する能力です。
人間力の有るスタッフが揃うとチームワークも最強になり
作業効率は飛躍的にのびます。
キャリアを重ねトップを目指す人はこの人間力も身について
いる人と言えます。
スタッフのステージによって育てかたは違う
一流アスリートになっていくにも過程があって
コーチも変わります。
美容の場合も同じで、入社時点と技術者デビューや
幹部になるためなど、その人のステージによって育てる
方法が全然変わります。
- 例えば技術が習得できずに挫折する人
- 人間関係を乗り越えられない人
- 私生活と仕事のバランスが取れない人
- 体力的についていけない人
- 待遇や休み収入で悩んでしまう人
理由は様々ですが・・・
退職に向かうキッカケは美容の場合実に多く
退職率も多いのが現状です。
技術や接客を覚え、戦力として期待が高まった時に
突然、退職を言い出してくるなど日常茶飯事です。
新入社員は複数回辞めたくなる時期が、あるということを
現実として受け止めて、壁を乗り越えさせ、精神的にも
育てなければなりません。
ベストを引き出す
ベストを引き出すためには、その人をよく観察してなければ
良い点も悪い点も見えません。
できるだけ「やればできるじゃないか?」といったように
褒める事でヤル気を出させる事が基本です。
ダメな点ばかりに目を向けると、人は育たない
入社時点は・・・?
(1)スタッフみんなで可愛がる。
会社や、幹部、先輩を大好きになってもらう
過程だとゆうことです。
とにかく「いつも気にしてもらっている」と言った感じです。
この行為、繰り返しが「精神的つながりができて」早期退職は
減少します。
早期退職してしまっては、その人のベストは引き出せない。
(2)仕事を教え与え、褒める
簡単な仕事でも、出来たことに対して褒める事です。
ポイントは、成功や失敗を問わずに挑戦したと言う
行為自体を褒める事です。
そのことで、失敗を恐れなくなります。
また経験値が上がり、積極的になります。
失敗を叱ることで、ヤル気を無くすだけでなく
自分はできない人間なんだと、思わせてはいけません。
積極的思考やベースを新人に刷り込む時期と
考えれば良いでしょう。
(3) 達成感を持たせる。
ヤル気になってきたら仕事の「量を」ふやします。
処理不能な仕事を与えた見て「量の」限界に挑戦させます。
やがて限界に達して「ついてイケない」と落ち込むか
不平不満を抱くようになります。
この段階で上司が励まし乗り越えさせます。
ようは出来た喜びを感じてもらい「自信を」
手に入れさせるのです。
この段階になってくると「認められた、必要とされる人材になれた」
この段階になってくると、何が苦手で、何が得意か
こちらもわかります。
基本得意分野を伸ばす手助けをする事です。
(4)叱る、注意する段階です。
この段階になってくると、叱られるようなことを
いっぱいするようになります。
例えば、「有頂天になり、態度がデカい」「出来ない人を馬鹿にする」
「手伝って貰っても当然のような顔をする」「実績をひけらかす」
「遅刻にルーズ」「公私混同」などです。
ここで仕事のなんたるかを指導します。
数字などを提示して、もっと人間力を磨いて
上のステージへと引き上げるのです。
ここでしっかり、叱ったり注意をして認識してもらい
幹部候補として育てていくのです。
理不尽な世の中の仕組みを理解させ乗り越えるストレス耐性を
つけさせるのです。
(5) 応援・支援する
やりたいことを応援または支援して行きます。
何がやりたいのか、考えさせ気づかせます。
人によっては、上司にも出来ない能力を
発揮する人も出た来ます。
その能力を無条件で褒めることで、仕事の充実感を
味わってもらいます。
「本当に褒められる価値ある仕事が出来たのだろうか?」
と言った謙虚さも持ち始めますので「やりたい」と言う
案件を出来る限り自由にやらせて、成功体験、失敗体験を
数多くしてもらいます。
ここで幹部としてのスキルも育ちます。
簡単にまとめましたが、その人の育った環境や習慣を変える事は
実に難しい事です。
ですから「お客様から人気を得るためには?」といった
目標があったとしたら、どういう人が人気が得られるかを
説明し納得してもらって、「自分自らそのような人間像になりたい」
自分を変えたいと感じてもらわない限り、人に指摘されて
直せるものではありません。
あくまでもその人の「ベストをひ引き出すためには」
自分でなりたい目標に向かって行く気持を育てるこ事です。
手取り足取り教えてはいけない
必ずヒントだけ与えて、考えさせること
決して答えをそのまま教えることはしないことです。
気づかせる。
「自分で考えたことだけが、血肉となって身につく」ことなのです。
入社員を迎えるにあたって、今やるべき事
幹部やトレーナーの仕事
リーダーやトレーナーの仕事は人それぞれの特徴を見極め
引き出すことで、引き出したものを、どう実行に移すかを
そのタイミングや選択を経験値で行うことです。
また自己ベストを出したら、しっかり評価してあげる事
出来ない理由を考えさせるのではなく、できる理由をどう
植え付けるかが一番の仕事でもある。
また打ち込める環境を整えてやる
人より優れた面を出せる場をつくることも大事な仕事だ。
恐怖や苦痛と言った考え
美容師にも恐怖や苦痛は当然ある。
人によっては、提案したものが簡単に断られる恐怖など
お店のキャンペーン中にすべてのお客様に説明しなければ
ならないことなど人によっては、恐怖だったり、苦痛を伴うこともある。
例えば苦痛とは・・・?
腎臓結石になった人は分かると思うが、どの人もかなりの
苦痛を味わいます。
しかし僕たちはこの苦痛を、簡単に進歩や目標達成などに
つなげることもできるはずです。
成功者と不成功者を分けるものの一つだと考えることもできる
苦痛と見るか?有利だと見るか?
有利と考えれば、成長が止まるのではないかという
非生産的な恐怖心は自然と消えます。
運動選手なら誰でも言うことだが、もし高いレベルの
記録達成を目指すのであれば「成長の痛み」を甘んじて
体験しなければならないなど。
より早く、より重いものを持ち上げ、より遠くにジャンプする
という記録更新のために、苦痛やストイレスに耐えなければ
ならない事は誰でも知っている。
真剣な運動選手は常に全力を出し切る。
それが成長改善をもたらすことを知っているので
時には、苦痛を楽しむことさえ知っている。
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