フリーランス美容師

フリーランス美容師と言うと、以前でしたら雑誌、コマーシャルなどを専門とした美容師のことでした。自分のセンスや才能を活かしたいと考える美容師の目標でもあります。

 

 

しかし最近はフリーランス美容師の働き方が変わったせいで種類も変わってきました。

 

①面貸し・・・ある美容室の鏡面（セット面）を借りる「面貸しの美容師（個人事業主）」
②「業務委託契約の美容師」として自分の都合の良い時間対に仕事をする（パート契約）なようなものこのように美容室での働き方が色々変わってきました。

これから益々美容業は、働き方が変わると思われます。

 

この２つに関してはネットで色々説明されていますので・・・今回は、今だに多くの美容師が自分の才能を、より発揮してメジャーな雑誌や広告、映画、ファッションショーなどの仕事をするフリーランスの美容師について紹介しようと思います。

 

 

メジャーな仕事をするフリーランスなるための方法

まず最低条件として美容師免許をとってから美容室での勤務経験が5~6年あったほうが良いでしょう。美容学校からスグにフリーランスになるのは・・・無理があります。

 

美容室経験が数年必要な分け・・・は？

美容室で5~6年経験が必要なわけは、接客技術や実際の美容技術など、社会一般の常識といった対応が、美容室以上に求められるからです。

 

多くの人への気配りや人間性が求められます。またそこで指名してくれたお客様もその後のフリーになるためには大切なつながりになります。

 

少なくても美容室勤務の間に、お客様への対応を含めて多くを経験できるでしょう。またその間に2~３年間はアルバイトをして足りない生活費などを稼ぐ必要があります。

 

できるだけ親からの援助もしくは貯金があると助かります。もし受けられない場合は、アシスタントをしながら、アルバイトなどして生活費を稼ぐ必要があります。

しかも25歳ぐらいまでにはフリーランスのアシスタントになったほうが良いと思います。

またアシスタントになったからと言って、手とり足取り教えてくれるわけではありません。自分で技術を盗み獲得する必要があります。

 

要は使い物にならない人は・・・お払い箱です。

フリーランスになる方法

メジャーな仕事が出来るようなフリーランスになる方法は・・・意外と多くありません。

 

多くのフリーランス美容師は・・・弟子入りすることから始めるのが取り早いでしょう。雑誌や広告などを見て・・・自分が憧れるような仕事をしている人を調べます。

できるだけメジャーな仕事をしている人を選ぶべきです。それはその後独立した時に一流カメラマンには一流になりたいアシスタントカメラマンがついていて、その人たちとの繋がりによって自分が独立した時にビックな仕事に巡り合うチャンスが広がります。

何人かに絞たら・・・直接電話なり、合うなりしてアシスタントにしてもらうことです。もしアシスタントになることが出来たら「フリーランス」の第一歩を踏み出したことになります。

 

もちろんアシスタントとして受け入れてくれるかどうかは、解りません。当然、狭き門にはなるでしょうが・・・そこは熱意とあなたの人間性が物をいうでしょう。その人とつながりがある人の紹介があれば近道でしょう。

 

時には空きができるまで待つ必要があります。

 

なぜ、一流とい合われている人を選ぶべきか

それは、その人のアシスタントになることができれば・・・その人の仕事仲間が・・・一流の人の集まりだからです。

 

 

これはクライアントを含めて一流の広告会社やテレビ局と、直でつながったりします。この様な人たちと出会えるチャンスは多くはありません。

 

また多くの場合アシスタント時代は・・・2~3年で独立という形になります。

 

カメラマン、ファションスタイリスト、メイク、ヘアそこで集まるチームは全て一流と言うことは・・・そのアシスタントの人たちも、あなたと同じように一流の仕事を求めているアシスタントということになります。

 

その人達と仲良くなる事で、一流の仕事が、あなたにも巡ってくることになります。カメラマンやファッションスタイリストのアシスタントも2~3年で独立という形が一般的です。

 

生活面や待遇面は？

その間は無給料に近い、月に3〜４万程度と考えておくと良いでしょう。

それでは生活が出来ない？

ですので・・・大抵の場合２〜３人アシスタントがついています。
仕事によって第一アシスタント、第二と言ったように、１週間の内に何人かが交代でアシスタントをしてアルバイトが出来るような仕組みになっています。

芸人の下積み生活を、あなたも聞いた事があるでしょう。

美容室で働いていた期間に指名してくださったお客様とは、今やSNSなどで連絡取りやすいと思います。ですので絶対つながって置くべきです。

そのお客様の予約をとって「面貸しの美容師」として生活費を稼ぐのも良いでしょう。他のバイトよりもあなたの技術の向上と都合の良い時間と収入も、短時間で稼ぎ出すことができます。

その他の時間の使い方は・・・以下に一流の仕事へのアイディアや独立した時の自分の良さのアピールの研究です。

あるフリーランスヘア担当者は・・・ヘアだけで一つのコマーシャルで150万の請求をだし、支払いを受けていました。

ではなぜその様な金額が支払われたのでしょう。？

会議でのアイディアだしと登場人物のキャステイング料を含んだギャラの支払いでした。

 

• 会議でどの様なコマーシャルが良いか？
• そこに登場する俳優やモデル誰がピッタリか？
  

などのアイディア出しが取り入れられれば、「ヘア」だけのギャラがその様な金額になります。
もちろんこれは10年も前の話ですが・・・・

 

このようにフリーランスになるためには。何気ない日常の有様や、ストリートファッション、アート、ミュージック、映画、本、店の情報、世界の情勢、ありとあらゆる面にアンテナをはり、いつでもアイディアが出せるようにしておく必要があります。

好きだからこそ・・・できる。けして給料や待遇面ではありません。２０代は自分への投資です。また、いかに自分の師匠の役に立てるかがキーになってきます。

しかも初めに説明したように・・・アシスタント期間は比較的短いのです。この間にスキルと人脈を身につけることが第一になります。

 

一流の人のアシスタントのメリット・・・？

アシスタントは見習い期間であるため、精神面・金銭面ともに、厳しさを味わうことになりますが「生きた経験」ができ、がんばりによっては、ものすごい速さで成長できるというメリットがあります。

また、一流の人のアシスタントになった場合、独立時に・・・あの人のアシスタントだったら、仕事は大丈夫と言ったように、それだけで信用してもらえます。

 

あなたは「信用」と言ったブランドを手に入れたのと同じなのです。またアシスタント同士の仲間意識、人脈ができます。

それが一流の仕事へとつながるのです。

 

アシスタントの仕事

アシスタントは、師匠が撮影やイベントなど仕事に出向く場合に同行し、一連のアシスタント業務に携わることが主な仕事となります。

当日必要となる道具の買い出しや、ヘアやメイクにに必要なウィッグ、アクセサリ造りなど、多くの仕事が待っています。それら全てが自分の財産になるでしょう。

ヘアやメイク道具の準備、関係者への挨拶や気配り、現場撤収の際の片付けなど、あらゆる雑務をこなします。

仕事に慣れて信頼されるようになると、自らヘア メイクを任せてもらえることもあります。

そのほか、仕事のスケジュール調整や事務所での事務作業などを頼まれることもあります。例えばパソコンでの作業など、直接ヘアメイクとは関係ないことでも、アシスタント時代に培った経験は、将来、自分一人で仕事をするさいにきっと役立つでしょう。

 

独立後は？

全てはアシスタント時代に決まると言っても良いでしょう。

多くの人とのつながりを大切にして・・・カメラマンやヘアメイク、ファッションスタイリストの誕生会やパーティーなど会費制で出費は痛いにしても参加して交流をすることが、その後の仕事へと、つながっていきます。

その様なパーテイには業界関係者だけでなく俳優や女優、有名タレントも参加している場合が多く気楽に声をかけてコミュニケーションをとることが可能です。

もし俳優や、女優の場合、撮影のときは男優。女優が指名の決定権を持っています。あなたにチャンスが後ずれるケースが大いにあります。

一つの仕事の打ち合わせや準備、確認など1回の撮影でも何日かは取られます。もちろん、１日に掛け持ちで仕事をするのも可能です。

 

独立後事務所に所属する？

独立後、事務所に所属することも可能です。仕事のギャラの交渉やスケジュール管理など、事務手続きをしてもらうことができます。

しかしマネジャーがついても、仕事をとってくるのは、自分になります。もしくは相手からの指名になります。完全、個人でやる場合は、１年に1回、税務申告が必要になります。

フリーランスは個人オーナーでもありますので、交通費、材料費、接待費、その他の雑費など領収書や、税務署に必要経費として認めてもらう申告書作成が必要になります。

確定申告のやり方等も今やネットで調べることもできますし。ソフトで簡単に作ることも、今やたやすくできます。

いずれにしても「フリーランス」とは個人事業主ですので、営業から仕事、事務手続きまで、自分でやることになります。

仕事がなければ収入は・・・０です。しかし仕事に恵まれれば年間1200万ぐらいは稼げるでしょう。

 

最後に心がけるべき点

死ぬまで求道（自分の道を脳力向上のため追い求める気持ち）私たちがプロとして目指さなければならない目標は・・・「多くの自分のファンを獲得する」これだけです。

この目標に向かって熱意を持って集中できれば皆さんは、どんなに時間がかかろうともプロとして多くのフアンを獲得することができます。

なぜなら・・・どのような職業であれ、その本来の目的に向かって集中し実行し達成する、ことこそ意味があるからです。

 

フリーランスの美容師として活躍するには　tomio Basic 3　動画

フリーランスの美容師には、「面貸しの美容師」や「業務委託契約の美容師」も含まれますが・・・ここで言うフリーランスとは美容師のあこがれでもあったメジャーな仕事をするための心構えについての動画。