社会周期理論なんだか難しそうだが、歴史は約70年のサイクルで動く
歴史は約70年サイクルで動いているという
1995年にラビ・バトラの世界経済大崩壊(資本主義は救われるか?)
と言う本を読んだことがある
歴史は3〜4つのグループによって分類され70年で繰り返されるという。
このことが頭の何処かに残っていた。
最近本を電子化しなるべく本棚の本を減らし、整理している。
そんな時、今の時代はどの時代に入っているのか、気になり
ラビ・バトラの本を探した。当時かなり、そんな事がありえるのかと
ショックを受けた。
社会周期理論によれば(周期的運動をする現象)
その概要、人間の心の特徴
社会と言うのは基本的に4つのタイプの人々によって構成されている
- 「知識人」(文人、有識者、作家、詩人科学者、坊さん、聖職者、学者)
- 「軍人」 (武士、兵士、冒険家、プロスポーツ選手)
- 「守銭奴」(富者、商人、経営者)
- 「労役者」(貧しい、労働者)
呼び方は色々な呼び方が有るらしいが、仮にこのように呼ぶと4つのグループに
分けられ、権力や影響力は一つのグループから他のグループに移行すると言う。
一つの時代から他の時代への移行は平和裏に行われるのか、あるいは波乱に満ち
激動を伴うのか?今どのへんの時代か、改めて読みたくなった
それぞれの集団においても多くの階層がある、例えば同じ
「労役者」は
独創力、大望、物事を意のままにしたり、世の中で成功するための
力に、掛けている人、この中にも単純労働者もいれば、高度な専門技術もいる
これはもちろん例外もある、たとえばキツイ労働を自ら選んだのではなく
社会的な仰圧のために課せられた者も入る
「守銭奴」
守銭奴集団というものは、今までいくつかの社会においては
存在しなかった。原始狩猟社会などがそうです
「軍人」
軍人の中にも冒険家、プロスポーツ選手も入る、困難に対して直接の戦い
あるいは、肉体の武勇を持って立ち向かう者も入る
冒険を愛し勇気と気概にあふれ、新たな方法を学ぼうとする好奇心を持ち
自らの肉体的強さと技術を発揮して問題を乗り越える
「知識人」
知識人は精神は軍人の、それよりも学者の研究心に近い、知識人は物事を
制服したがり、自分の生活に合うように環境を整えようとする
要は軍人のように、知識人は勇気と武力で物質的な力に立ち向かう、軍人と違って
自らの知性によって政治においても、結局は軍人を抑え、上に立とうとする
「守銭奴」
守銭奴にとっては物質的な喜びよりも、何かを所有することを好み
蓄財を思考する。蓄えたものを思い浮かべたり、それを見たりして心の
平和を感じたがる
そして富める守銭奴は自らの財で他の、3つのグループ集団の奉仕を買い取り
彼らを支配することもある。
守銭奴にとって生活の快適さや未来の安定
だけでなく、社会における名声や支配を獲得するための手段です
歴史はアフリカであれアジア、ヨーロッパであれどこにおいても文明の発達した
ところの歴史を紐解くとこの傾向が現れる。
あるときは「軍人」が、ある時は「知識人」が、そしてまたある時は「守銭奴」が
社会、政治システムを支配する。
それぞれが約70年間の中でバトンを引き継ぎ歴史を作っている
どのグループも永遠に社会を支配することは出来ない
このような社会の進化は自然法則だという
一つのグループが支配する時代の年数は20年前後
ファッションの流行と同じように、おなじになることはないが
らせん状に周期的運動をし、繰り返される
僕なりの解釈で考えて見ると
原始時代をイメージするとわかりやすい当初
皆貧しく群れをなしていたが、外敵から身を守り獲物を取りに行く
勇敢武力の持ち主がリーダーになり、統制を保っていき、やがて豊富な食物と
安全が確保されると(知識人)の時代になる
なぜこうなるか?
これは戦術や死後の世界を知識で補う人が、軍人に必要になり
「知識人」は自分の知識や知恵で軍人を支配下におきたくなる。
また軍人のリーダーが老いてくると死が怖くなり知識人が死後の世界を
説得し権力を持ち始める
この時代には、まだ「守銭奴」はまだ存在していない、しかし文明が進むに
連れて物流が芽生えれてくるようになり「守銭奴」が生まれてくる
「知識人」は経済力を商人にまかせ、やがてお金を持つ「守銭奴」が金銭を
バックに反映し、資本主義による拡大が、戦争を引き起こし、また「軍人」が
リーダーになると言う時代のくり返し、簡単に言ってしまえば
このようなサイクルと言うことだ
ここで3〜4つのグループに分けたのは、「労役者」(貧しい、労働者)は
自分で考えることが出来ず、上の層にあがる意欲もなく文句も言わない
実質的に時代をリードするのは残りの3つの層と、ここでは言われていいる
3つの層が歴史を作っているとされている
もちろん「労役者」は奴隷ではなく、この中から違うグループを目指す
者もいる
これを現代で考えてみると
仮に日中戦争あたりから現代までを考えてみると
日中戦争あたりから(1937年~1945年)敗戦までを「軍人」(軍人の時代)
時代とすると戦後は「労役者」と「守銭奴」(富、商人、経営者)の
時代と言うことが言える
この時代は完璧な敗北から、何も無いところから始まり資本主義が導入され
「労役者」と「守銭奴」が入り乱れていた、誰しもが貧しい時代といえる
松下幸之助や本田宗一郎、トヨタ、ソニーといった製造業者が現れた
何も無いところから新しい価値観を生み出し、ただの金儲けだけではなく
志も高かった、その後ダイエーの中内功氏や、イトーヨーカ堂の伊藤雅俊氏を
始めとする流通業の経営者が活躍し資本主義が金儲けとかし投機マネーへと
また流通が整備され、商品が日本全国に広がっていく、ITの発達により
ソフトバンクの孫正義氏や楽天三木谷氏らの手によってネットビジネスが
盛んになり世界の「守銭奴」一部のグループが投機マネーで世界の秩序を
乱し一人占めしようと、混乱の時代に入ったかのように思える
バブルが弾け二極化する「労役者」(貧しい、労働者)の時代に
突入する資本主義、階級に動かされ
文句も言わずただただ日々流されていく、平和と言う事に流され
そこにやや疑問を感じ始めた人たちが新た価値観で平和になっていくのか
はたまた領土や、食物資源の、奪い合いに巻き込まれ、
「軍人」(軍人の時代)になっていくのか?
第二次世界大戦のようにドイツがポーランド侵攻によって日本が戦争に
突入したように、ヨーロッパの国ぐにの破綻やシリヤ情勢が引き金となって
日中戦争に入っていくのか、この狭間の中にいるような気がしてくる
人間の思想の中には、脈々と同じ過ちを何回も繰り返してしまう
習性みたいなものが有るとしたら。。。。
ラビ・バトラの、この説は妙に当てはまってしまう。
残念ながら僕が読んだ本は無いが、ラビ・バトラの似たような本は
アマゾンにあるようだ
僕自身は動物とか、生き物は自分で、なをすことが出来ない習性みたいなものが
あるような気がしてならない
ファションは繰り返されているが、果たして歴史は繰り返されるのか
そんなことが気になった。
ファッションや美容は平和だからこそ発展する
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