【腸の力】であなたは変わる。デイビッド・パールまたー、クリスティン・ロバーグ
腸が健康になると、病気が治る
ここの所大腸ガンで亡くなる方が多くなり、腸の善玉菌を
増やさなければならないと、考えていた。
また食品を、気をつけることで高血圧だった僕が、薬がいらなくなり
肥満から体重も適正に近くなり、体が元気になった。
食品の安全性や食の考え方が変わっり、すべての病気は、
食から来ているのではないかと感じている。
腸ない環境を良くするためには
どうしたら良いのかと思い、この本を読んでみた。
細菌について
まず人間の体は細菌でおおわれている。
自分自身の細胞数の10倍もの生物(細菌)が住みついている。
この目に見えない細菌は体の内側にも外側、皮膚の隅々までもおおいつくしている。
特に腸内には善玉菌と悪玉菌があり、細菌の多くは腸内にいるらしい。
細菌は大半が消化菅を住みかとして、人間の健康のあらゆる面を支配し
支えていると考えられている。
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マイクロバイオームとは?
まずマイクロバイオームと言った言葉が多く出てくるが、この意味は?
腸内にいる細菌を・・・マイクロ(微細な)(バイオーム)は大きな住みかという意味で
マイクロバイオームと呼ぶそうだ。
すべての病気は腸から
腸が健康になると、病気が治るとしている。
腸の健康を通して「脳の運命」を前向きに変える事ができる。
腸が不健康だと色々な病気を引き起こす、それは脳にも
ダメージがあり自閉症やうつ病など多くの病気を引き起こすのです。
また腸が荒れると心も不安定になり、肥満にもなります。
人間は誕生から死まで「細菌」とともに生きている事
同じ日に生まれた2人の子供の運命などを例に書かれている。
まず健康な腸にとっての「3つの敵」
何を食べるか、どんな環境に身を置くか、どんなライフスタイルで
過ごすかによって、これから健康的な腸内フローラを育てる
事が出来るのです。
腸の敵1
腸内の細菌群を殺したり、その構成を悪化させたりするような
物質に接触する事。
環境化学物質から食べ物(砂糖、グルテン)、水(塩素)など
抗生物質のような医薬品などに至るまで、すべてが含まれる。
腸の敵2
善玉菌の栄養を不足させ、悪玉菌が好む状態にする事
これに対してはマイクロバイオームと脳の健康に良い
食べ物やサプリメントを紹介している。
腸の敵3
ストレスが健康に悪いと言うのは誰でも知っていることだが
これが思っいた以上に悪い事を説明している。
これらの3つの敵の中には常に避け続けるのが不可能な物がある。
それは抗生物質なのです。
僕は抗生物質は30年前から飲まないようにしている。
ゴルフ仲間に多かったお医者さんが言うのは家族に抗生物質は
飲ませないといったことを雑談の中から聞いたことがある。
それは何故・・・?
腸内の善玉菌も殺してしまい、病気にかかりやすくなる。
イザという時に抗生物質が効かなくなると言った内容だった。
それから薬を出してもらう時は抗生物質を避けるようにしている
確かにそれから病気になりにくくなった。
この本で抗生物質は薬だけでなく、今や食品から間接的に体に
入っていると説明されている。
確かに個々の所で、読んだ本のなかにも、養殖や魚、牛や、ブタ
にも太らすために抗生物質を与えている事を知っていた。
このような食品を多く摂ることで、人間も太りやすい体質に
なっていると言っています。
あなたの健康を破壊する2つの悪魔【果糖・グルテン】
何に接したのか、何を食べたのか?
僕達の本来の健康のマイクロバイオームを破壊するものは何か?
一つは果糖です。
果糖はそもそも果物の中に自然に存在するのですが・・・
実は、現代人が消費している大部分は、加工製品から摂取している。
自然の果物は比較的糖分が少なく、昔は果物が取れる時期だけ食べていた。
しかし現在は、普通の炭酸飲料などあらゆるものにグラニュー糖や
異性化糖が使われている。
その殆どがグラニュー糖や異性化糖なのです。
特に人間の体はおびただしい大量の糖分(人工甘味料)を食べている。
この異性化糖が腸内環境や内臓に影響して体に良くないのです。
このとり過ぎが、耐糖能異常、インシュリン耐性、高脂肪、高血圧に
つながり肥満や糖尿病になります。
グルテン、気づかない内に致命的なダーメージが
グルテンはタンパク質であり、現代で最も炎症性の高い原材料ものです。
原材料の中の、小麦、大麦、ライ麦に含まれています。
グルテンは自覚は無くても「誰でも有害な反応」を起こす可能性が
あります。
この本ではグルテンは「静かなる殺人鬼」と読んでいる。
気づかない内にダメージを与え続け・・・
その影響は、不可解な頭痛や不安感、ひどい疲労感から始まり
うつ病や、認知症などのさらに重い障害に悪化することがある。
小麦製品はから、アイスクリーム、ハンドクリームにまで、すべてに
潜んでいます。一見「健康的な」小麦を使わない製品にも
添加物として含まれることすらあります。
頭痛、不安症、注意欠如、他動性障害、多発性硬化症、ALS
自閉症、特に名付けられないレベルの神経性不全など・・・
またグルテンは「中毒性があり」食べているとパンやピッア、
麺類など見ると食べたくなります。
2週間グルテンを食べるのをやめてみると、その後食べたく
なくなるので、誰でも実感することが出来るでしょう。
僕がグルテンを辞めたのは・・・?
ジョコビッチの生まれ変わる食事の本を読んでからです。
その他の本などでも、グルテンが体に良くない事は
語られています。
腸内環境によって起きている病気
アルツハイマーや自閉症や鬱病まで、あらゆる不調の原因は腸内の
細菌のバランスに左右される。
私たちの腸に住む細菌は免疫機能、解毒、炎症、栄養の吸収、
炭水化物や脂肪をどのように利用するかなど、さまざまな
生理行動に作用している。
これらすべてのプロセスは、アレルギー、ぜん息、ADHD、がん、糖尿病、
認知症などにも強く影響する。
肥満になりやすい菌やアスリートに多い筋肉疲労を回復する菌など、
本書の内容を裏付ける情報が満載されている。
腸内フローラ(菌のお花畑)を美しくして、健康に長生きできる秘訣が
書かれている。
清潔すぎるという弊害
腸内の細菌群を殺したりその構成を悪化させたりする物質に
接すること、抗生物質など
言い方を変えると非衛生的な状態に価値がある。
どんどん無菌状態になっている昨今の生活環境が、
心臓疾患や自己免疫疾患から、ガンや、認知症までの慢性疾患
との関係についての驚くべき結果が報告されている。
同じ日に生まれた2人の子供の運命などを例に
地中海のギリシャにある美しい長寿の島の、赤ちゃんから死んでいくまでを
例に、たとえば島で生まれた男の赤ちゃんは自然分娩で誕生して2年間
母乳を飲み、その後も家庭菜園で取れた野菜や地元の魚や肉、ヨーグルトを
食べ、そしてタップリのオリーブオイルを食べて育つ
炭酸飲料などは飲む機会も無く空気はキレイで汚染とは無縁の
生活をした子供は長生きをする。
一方、アメリカのある都市で生まれた女の赤ちゃんは・・・?
選択的帝王切開で生れ、人工栄養だけで育つ。
幼少期には慢性の中耳炎から、喉や鼻の感染症まで複数感染症を
患う。
普通の風邪を引いても抗生物質が処方され食生活は、加工食品、
精製糖、体に良くない植物性脂肪を食べ6歳になると肥満体で糖尿病
予備軍と診断される。
ストレスの多い学校学校で青春を送り、大きくなるに連れて電子機器を
扱うようになり、偏頭痛や、多発性硬化症のような脳疾患のリスクが
高まり、歳を取れば、パーキンソン病などにかかると言った長生きできない
例を書かれている。
西洋の子どもと、アフリカの子供をくらべた場合・・・?
アフリカのサハラ砂漠以南の村に住む子供は
西洋人のような肥満や過重体重など、実質的には見られない
それは腸内細菌を調べると食生活が「繊維質の多い食生活」を
送っていることです。
腸内細菌で最も大きいグループは、フィルミクテス門とバクテロイデス門の
2つです。この2つで腸内細菌の90%占めます。
腸内にフィルミクテス門がバクテロイデス門より多くなるほど
炎症や肥満が増える事がわかっています。
フィルミクテス門は、食べ物からカロリーを多く抽出する性質を
持ち、カロリーの吸収を高めます。
体が多くのカロリーを吸収すれば、体重が増えやすくなるのです。
バクテロイデス門は、扱いにくい植物のデンプンと繊維を小さな
脂肪分子に分解し、体がエネルギーとして使えるようにするのが
専門です。
太る体質の人はカロリーの吸収を高めるフィルミクテス門が占め
アフリカ人の腸は植物や、でんぷん繊維をより小さくする
バクテロイデス門が多く住んでいることがわかったそうです。
腸内に影響をおよぼす良くない食べ物
- パンに使用されている小麦粉、グルテンによる炎症
- 遺伝子組み換え食品
- 養殖
- 家畜
(牛は自然放牧した牛肉、鳥も放し飼いした鳥、ブタなどもエサに
何が使われてるかが)大切。
塩素(水道水の消毒には塩素が使われいる)塩素をなるべく除く
ろ過器を使用した水を取るべき。
と言った内容のことが詳しく書かれている。
腸内環境に良い食品についても
よく言われていることだが発酵食品が良いのだが
できれば食の安全を考えると自分で食材を選んで、ぬか漬けなり
何なり作って食べたほうが良さそうだ。
それは食品に除草剤をまいたりした時に、その食品だけ
枯れない(遺伝子組み換え)などされている可能性があるからだ。
子供の分娩方法で新生児の健康が変わる
この本の中で子供の分娩方法によって子供の健康状態に
影響があるということだ。
母親の肛門付近の糞便も新生児を健康に育てる細菌を与えてくれる
というのです。
どのように生まれたかによって初期のマイクロバイオームの発達に
影響し、それが先天的な炎症のセットポイントに影響する。
帝王切開で生まれた新生児と自然分娩で生まれた新生児を比較すると
帝王切開で生まれ、人工栄養で育った子供は、後に様々な症状の
リスクが増えるかもしれないといったことが事細やかに書かれているのです。
新生児の腸内細菌は母親の産道の細菌と帝王切開で生まれた新生児では
明らかな相関関係があるというのです。
現代の病気や死因
現代では天然痘や、赤痢、ジフテリア、コレラが死因ニアなる心配はない
HIV感染症、エイズ、数種のがん、心臓病などに関わる多くの疾患の
死亡率も大きく低下した。
だが脳の病気や機能不全を考えると、その全体像はまったく違ってくる。
自閉症やADHD(注意欠除・他動性障害)から偏頭痛、うつ病、多発性硬化症
パーキンソン病、アルツハイマー病、神経をむしばむ病気の予防、
治療、実質的な進歩は見られない
このようなこの発症率が急激に増加していて、急速に
手に負えなくなっている。
コレラは 食品や腸、死は大腸から始まると言った微生物
学者もいる。
ようはすべての病気は”腸”から創られる
その元になるのは、我々が食べる食品選びが元になるのです。
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