美容室運営の問題点とは?
美容室経営の問題点
2006年ごろカリスマ美容師ブームをきっかけとして、ヘアサロン業界は
世間から注目されるようになり、美容室の大型店かが進み
市場規模も雇用規模も大きくなった。
しかし、今や オーバーストア化が進み、また人口減少の影響も受け
ヘアサロン業界は徐々に衰退期を迎えている。
美容室はサービスの大部分が人的な労働力に頼っている事です。
ヘアサロンは、機械や設備による合理化・省力化ができない産業。
また人手不足人いう側面もあり、多くの経営者が頭を悩ましている。
人手を採用、安定、定着させるためには・・・?
- 給料の大幅アップ
- アシスタントから育てる
- 休眠中、美容師の再雇用
しかし、これにもかなりのコストがかかります。
目次
行き詰まっている店主が多い
今多くの美容師が直面している問題に目を向けてみると。
まず新規オープについてだが、オープンできるのは
他店舗展開して、ある程度の資本を動かせる人だ。
美容師がお金を貯めてオープンする場合は?
投下資本が掛かりすぎ人材確保もままならないということです。
スポンサーリンク
雑談している中で多く出てくる問題点は・・・?
- 新規オープンについて
- 新規客が来ない
- 人材確保(スタッフが定着しない)
- 予約客のドタキャン
新規オープンについて
今や投下資本を1000万以上掛けて、成功する確率は低い
もしくはこれ以上かかかるようなら自分の給料さえ出なくなる。
1店舗目で出店する場合1000万以内で運転資金まで含んで始めるべきだろう。
この中で借金比率が多ければ多いほど軌道に乗せるのは難しく
なる。
独立したい人はどの様にするべきか?
居抜きで売りに出せれてる店舗300万前後で見つける事
今は廃業したい人は多いはず、探せば見つかる可能性がある。
機具も使えないものは中古を探す
ペンキの塗替えや、看板の手直し、内装や、設備費は
徹底的抑える(しかし自分がターゲットとしている客層)に
向けて智恵を使って創る。
もしくは、クラウドファンディング(CrowdFunding)や
スポンサーを見つける事です。
注目 : クラウドファンディング(CrowdFunding)の意味
クリエイターや起業家が製品・サービスの開発、もしくはアイデアの
実現などの「ある目的」のために、インターネットを通じて不特定多数の
人から資金の出資や協力を募ることをいいます。
この位、経営を軌道に乗せるにはスタッフ確保や
新規客確保が難しいのです。
新規客確保をどうするか?
多くの場合、美容室経営で宣伝広告費は、資金に余裕がないと
ほとんど使えない。オープン当初の1~2回ぐらいがほとんど
宣伝広告費が安くなったとは言え、フリーペッパー誌に
宣伝するにしても、集めやす地域と全然使えない地域がある。
結局はチラシを作ったりポスティングと言った事になりやすい
しかし起業を目的に美容師の仕事をしているとしたら・・・
SNS(facebook、twitter、Line、instagram)や個人ブログを
初めていたほうが良い(起業のときに一番安く)
知り合いや、一般の人に知らせることが出来る。
新規客を集めるには?
そもそも新規客とは?・・・なんぞやと考えて見る必要がある。
新規客とは・・・よその美容室に通っているお客のことなのです。
そのことを念頭に宣伝する必要がある。
今やSNS(facebook、twitter、Line、instagram)やお店のホームページ ブログでの
告知 活用が多く知ってもらうために必要なのです。
オープン当初NETの活用で告知するのはもちろん、紙媒体による
広告も含めて、何をどう宣伝するかなのです。
一つの例として・・・?
もう一度思い出してもらいたい事は・・・新規客とは、よその美容室に
通っているお客のこと、ということです。
もう一つは安売り店では利益が出ないということです。
安売りは、貸店舗ではない人、もしくは美容室経営(安売りの)ノウハウを
持っているなど、ある程度の資本と、軌道に乗せるまでの資金が
あることが条件なのです。
逆に料金を安くし過ぎないことです。
お客様は料金なが、安い=「技術が下手なのか?」
「粗雑に扱われてしまうのでは?」と疑われてしまいます。
ではどうするか、料金設定とも関係あるが
自分のお店がある周りの、お店の競合店になりそうな料金体系を調べ
チョットした手頃感! を
お客さまに提供することを考える
「一度くらいは来店してみようかしら?」って思わせる
事が必要なのです。
それにはライバル店のカット料金が5000円だとしたら4880円
とするなど、お得感を出すのです。
カット料金差が500円前後の美容室をターゲットにします。
カット料金差が500円以内なら問題なく引っぱる事が出来るでしょう。
初めて来店の方だけ限定!!
前に通っていた美容室のポイントカードを引き取りサービス
などを打ち出す事。
「ポイントカードを買い取ります。」などです。
他店のポイントカードが 無駄にならないように・・・
女性は買い物のときに、ポイントカードをとても大切に考えています。
お客様に得を与えるようにすることを考える事です。
どんな業種でも、いまはお客さまの「絶対数」にかぎりがあるので
奪いあうことで売上を確保しようと言った状況だ。
美容室でのメニューの中で売り上げ比率が高いメニューは
カット (多くのお店が総メニュー比率の60%〜70%)を占めています。
白髪染め(次に、ヘアからやパーマ)になります。
中でもカットは需要が多い良いのです。
人材確保(スタッフが定着しない)
若い人が辞める定着しない・・・など
美容室では、アシスタントにしても、技術者にしても
集めにくいのが現状です。
根本の事情・・・は?
朝早くから夜遅くまで休みは少なく、給料は安い社会保険制度は
充実していない など
雇用主の多くは「自分は同じような修業を頑張って来て今がある」
と思っている。
しかしそれでは人はついてこない。
そもそも少子化で、誰が好き好んでそんな道に入る人がいるかを
考えてみる。
美容学校の年間受講料が私立大学なみに高いそして2年制って
言うこともあり今人気が落ちている。
確かに美容には、経験を積んで身につけないとお客はつかないし
育てるにはコストが掛かる。
若者にやめられないようにするには・・・
一つ考えられるのは・・・彼らに十分な給料を上げることだ
大抵の人は、そんな財源は無いと考える。
それなら作る必要がある。
彼らに十分な給料、福利厚生を与えるために
価格を上げるのです。
「安さで勝負しない」
そうでなくても日本の美容料金は安い
「安さで勝負は」どこかでしわ寄せが来る。
一年以内に5~6店舗出せる資金があるなら、
内装や設備を同じにして海外で調達し投下資本を抑えっることも出来るだろ。
しかし初めての、新規オープンでは戦えないのだ。
「安さで勝負」はとてもリスキーで部下の給料だけでは、なしに
自分の給料さえも出なくなる。
美容室の上場企業を見てみても・・・
美容師の平均年収は300万円程度で、月に25万ということになる。
これは平均給料だから当然これよりもやすい人は、ゴロゴロいる事に
なる。
美容室のコスト構造
美容室のコスト構造は4~5割は人件費がしめます。
自分の給料を入れると、当然5割を越える。
いま都心での経営体質は「業務委託」が増えてきた。
もはや「正社員」で雇う、大型店を構えるというビジネスモデルが
崩壊しつつあるのかもしれません。
それは美容業で高給料、ボーナスや福利厚生を支払う
利益が出ない、固定客は毎年減っていて、新規客がこないが主な理由。
現在は「業務委託」形式で個人事業主として働かせているサロンが
市場としてかなり比率が高くなっています。
今後より業務委託サロンは増えていくでしょう。
予約客のドタキャン
予約サイトの注意書きやホームページに「何日前からのキャンセルフィーが
発生します」とか
「30分以上の無断遅刻はキャンセルとみなします。」などと明記しないことが
驚きだ!!
中々常連客から「キャンセルフィーを取る」といった割り切った
物言いは中々難しと考えているのだと思う。
しかし、キャンセルフィーについては美容業以外は結構常識かしている。
ドタキャンの対処
ドタキャンがでた場合、キャンセルフィーを取ることも
大切だが・・・?
問題を解決するには「キャンセルを埋めることだ」
人気の美容師にキャンセルが出たら、喜ぶ人は決して少なくない。
当日のキャンセルが出たことを知らせる事が今やできる。
facebook,twitter,Lineで知れせることも出来る。
そのためには多くの人とつながっていることが大切だ。
SNSを使って、空席情報を発信することだ。
空席は在庫を抱えているのと同じと考えたことはあるか?
座席の稼働率を考えると、半分は寝かしている在庫と言えるサロンが
多いのが現状です。
土日の可動枠などを見越して店舗を大きく作るサロンオーナーがほとんど、
しかし平日の余剰枠はただの「コスト」です。
店舗を大きく持つだけ維持のための固定費もかかる、人件費もかかる。
しかし平日の稼働率は低いのです。
もう少し座席数を減らして、在庫を抱えるの抑える工夫が
必要に思える。
どの業種にも言えることだが、カット・パーマ・カラーだけではなく
メニューの多様化が必要だ。
回転寿司がラーメンや、パンケーキを出すように
頭を柔軟にして取り組むことが必要になる。
美容室経営で一番考えなければいけないこと・・・?
固定経費を少なくすることです。
大型店に多く見られるのは、人材を育てるために
多めの人材確保だ、これも過剰在庫で経営を圧迫している。
しかし、いつの時代も新しい形態の美容室経営は
必ず出てくる。
スポンサーリンク