自分の肌タイプの見分け方
はじめに肌について考えてみましょう
肌は人間の体の中で最も大きい面積を持っています。
肌は私達の体を保護し、体の老廃物を排出する媒体となり、暑いと感じた時には汗をかき、寒いと感じた時には震えてエネルギ供給量を増やす事で温度調節の役割を果たします。
さらに重要なのは、呼吸の大半は皮膚で呼吸していると言う事です。
肌は他の臓器と違って露出していますし、ストレスの兆候が真っ先に現れる部分でもあります。ですからどんなに丈夫な肌でも手入れを怠る事はできません。
レチノイドの発見などのおかげで、最近のスキンケアは肌の若さを取り戻す手助けをすると言う事が科学的に証明されて来ています。
目次
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自分の肌の見分け方
自分にあったスキンケア商品を選ぶにしても、まずは自分の肌がどのタイプに、あたるのか知らなければ逆効果になりかねません。
スキンケア方法やコスメを自分で選ぶためには、自分の肌質を把握し、その肌質にはどのようなケアがあっているのかを知る必要があります。
お肌は、肌表面の水分量と皮脂量のバランスによって、分けられます。
肌のタイプは大きく分けて次のように分ける事ができます。
の4つに大きく分けられます。
普通肌(混合肌)・コンビネーションスキン
色々な要素が混じっているこのタイプは普通肌に近いかもしれません。顔全体に潤いがあり、頬が少し乾燥するTゾーン以外が少しカサカサする。
Tゾーンはやや皮脂量が多い,他の部分は皮脂量、水分量のバランスが取れている、これは普通肌です。
大抵の人の肌は乾燥する事もあれば、敏感になったり、オイリー(脂性肌)になったりもします。ときには、その3つが1度に現れたりもします。普通肌はオイリーなTゾーンとやや乾燥しがちな頬とが共存します。
ですから手入れは両方満たすスキンケアは今の所、存在しませんので、乾燥がちな所には必要なだけ油分を与え、それ以外の所では油分を吸収する様な、ドライ肌用と、オイリー用と2つ揃える必要があります。
2倍の出費の様に思えますが、両方とも2倍長持ちしますのでかかる費用は同じと言えます。
乾燥肌・ドライスキン
カサカサして艶が無い、潤いが無く肌荒れしやすい、小じわができやすいこれが乾燥肌の特徴です。ドライスキンはオイリースキンの悩みの種である。
ニキビに悩まされる事はありませんが老化が早く、カサつきやすいのが難点です。
毛穴が目立ちにくく、皮脂の分泌は少ないのですが、ドライスキンは吹き出物が出ない、と言うのは迷信にすぎません。ほとんどの人はタップリのオイルを肌にすり込むことでドライスキンに抵抗しようとしますが、実際にドライスキンに足りないのは水分です。
必要な事は、こまめに水分補給をする事です。プロモデルは日本のように湿気が多い国でも、撮影の合間に大きいペットボトルを持参し水分補給をマメにしています。習慣になっているのかもしれません。
人間の体は1日に600ミリリットルの水分が皮膚から蒸発しています。ドライスキンの人は少なくても800ミリリットル以上取った方が良いと言えます。
化粧落しもクリームタイプが乾燥肌には最適です。水溶性のクレンジングは肌を一層乾燥させます。1日2回の保湿ケアを欠かさない事、時々集中的に夜のお手入れをする事をお勧めします。
そして肌にあった保湿クリームを使う事です。肌は睡眠時に最も有効成分を吸収するからです。
イギリスは、国自体が乾燥しているので、保湿クリームはよくできています。またバスオイルも発達しています。匂いの種類が多くバスタブにオイルを入れて肌の保湿をしています。
僕もロンドンに住んでいる時はバスオイルを入れていたのですが、持ち帰って、日本で使用したら,日本では必要ない事に気がつき、オイルよりも各地の温泉の元、もしくは硫黄か、ドイツのオイル分の少ないクナイプが良い事に気がつきました。
それだけ日本は湿気が多いと言えます。肌の為に良い国でもあります。
脂性肌・オイリースキン
もしあなたがオイリースキンの持ち主なら、肌の老化に関しては,当たりくじを引き当てたと言ってもいいでしょう。
肌がてかてか脂分で光っている、きめが荒く毛穴が開いている、肌が汚れやすくニキビができやすい、化粧崩れがする,皮脂量が多く、水分量も多いこのようなタイプが脂性肌、オイリースキンです。
老化の兆しと言える小じわや,ちりめんシワができる年齢は遅いのですが、オイリースキンの人は逆の悩みがあります。
皮脂の分泌が多いと言う事です。この天然の保湿剤、気候の変化やエアコンといった外部からの侵略から表皮を守り、肌の若さと潤いを保ちますが、一方で油分の分泌が過剰になり、その影響で毛穴が開き、ニキビや吹き出物が出やすくなります。
油分を取ろうとして過剰に洗顔したりする事で、足りなくなった油分を補おうと皮脂腺から皮脂が活発に出てくる事になります。
スキンケアは油分を取り除こうと刺激の強い化粧品やアルコールを多く含む化粧品を使用すると、一時的にはサッパリしますが、長い目で見た時、状態を悪化させるだけです。
メイクに関しては、化粧品の選択がポイントになります。化粧品の宣伝文句が、”サテンの様な仕上がり”とか ”つやのある”などと言った宣伝文句のモノに手を出してはいけません。
これらの化粧品は油分や、シリコンが含まれていて、塗るだけで顔が脂浮きしたように見えてしまいます。
変わりに”オイルフリー”と表示された化粧品や、基礎化粧品をえらぶようにします。
また、ほお紅や、アイシャドウ、ファンデーションもパウダータイプを使いましょう化粧崩れが少なくなります。
オイルスキンはクリームタイプよりも石けんのように洗い流すタイプが、サッパリ感が得られて良いでしょう。
敏感肌・センシティブスキン
ほとんどの人が何らかのアレルギー症状を経験した事があるでしょう。しかし本当の敏感肌というのは,大変まれなものです。
決まった化粧品以外は湿疹がでる、化粧品はどれを使っても赤くなり痛い、環境や食生活の変化、ストレスで感受性が増え体質が変わり外部からの刺激に敏感になり、カブレを起こしやすい、このタイプは敏感肌です。
運悪くあなたがすぐに、赤くなる肌の持ち主ならドライスキンと同じ様に扱いましょう。
アルコールや、活性剤(1部のクレンジング料や石けんに使用されている洗浄剤の1種)を含む刺激の強い化粧品を避け香料の強く無い物を選びましょう。
”無香料”の表示には注意が必要です。臭い消しの為に別の科学薬品が含まれている事があるからです。また天然成分とコンセプトも魅力的ですが、敏感肌は、植物エキスに強く反応する事がよくあります。
”低アレルギー誘発生”と表示された化粧品(それでも念のため成分を確認しておく方が賢明です)特にカオリン、カモミール、アロエ、などの消炎作用を持つ成分を含む物を探すようにしましょう。
最近メイクアップ化粧品にも詳細な成分の表示がされるようになったので、スキンケアと同じようにチェックすればアレルギー反応は最小限におさえられるでしょう。
簡単スキンタイプの見つけ方
皮脂量や水分量でみる「肌質」の特徴 | |
肌 質 | 肌の皮脂や水分量 |
Tゾーンはやや皮脂量が多い、他の部分は 皮脂量、水分量のバランスが取れている あなたは、普通肌(混合肌)です。 |
肌全体に潤いがある、ほほが少し乾燥する。Tゾーン以外は少しカサカサしやすい、化粧はTゾーンが崩れやすい(これは正常です) |
あなたの肌は固くてカサついていますか?皮脂量、水分量が少ないもしそうなら・・・ あなたは、乾燥肌です。 |
乾いた肌は、カカサしてつやがない、潤いがなく肌荒れしやすい、小ジワができやすい人は、油分でなく水分を必要としています。飲み物で十分水分補給をし、水分を多く含む基礎化粧品を使いましょう。 |
皮脂量が多く,水分量も多い あなたは、脂性肌です。 |
肌全体がテカテカ脂分で光っている。きめが粗く毛穴が開いている。肌が汚れやすくニキビができやすい、化粧がすぐ崩れる人は、刺激の強い化粧品は肌の皮脂を必要以上に取り除き、肌荒れの原因になります。クレンジングは皮脂を溶かすオイル系の物を選びオイルフリーのローションで潤いを補給しましょう。 |
環境や食生活の変化、ストレスで感受性がふえ 体質が変わり、外部からの刺激に過敏になり カブレなどおこしやすい。 あなたは、敏感肌(アレルギー体質)です。 |
アレルギーの原因となる香料や植物エキス、ラノリンを含まない化粧品を使う様にしましょう。決まった化粧品以外は湿疹が出る、化粧品はどれを使っても赤くなり痛い、水、ぬるま湯で洗ってもしみたりする人。 |
皮脂量、水分量のバランスが取れ理想的な肌 あなたは、健康肌です。 |
化粧品でカブレたことがない、比較的色白でキメが細かい、つやと弾力がある、吹出物も直ぐ治る。 |
簡単に知る方法として
耳の中を掃除したとき取れる汚れ(耳くそ)が湿っているか、カサカサしているかでわかります。
- 湿っている人はオイリー肌です。
- 逆にカサカサしてる人は、ドライスキンと言えます。
これは頭皮にも当てはまります。
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